アカツキ<3932>は、本日(10月24日)、日本唯一のRubyとLinuxカーネルのデュアルコミッタとして活躍中のエンジニアである小崎資広氏を技術顧問に迎えたことを発表した。
同社のモバイルゲーム事業の技術を提供するエンジニアチームでは、「テクノロジーを活用して人の感情をもっと豊かに動かし、もっとワクワクする世界を」を信念に、数々の大ヒットタイトルを支えてきた。小崎氏を招聘したのは、その稀有な智見で、同社がゲーム事業に活用しているオープンソースソフトウェア(以下「OSS」)、特にRuby/Elixirのアップストリーム活動に力添えしてもらうことで、技術力向上を目指すためとしている。
小崎氏の就任により、OSSの独自改造を避けることでセキュリティリスクやメンテナンスコストの増加を削減できる実務上のメリットが期待される。同時に、業界第一人者として高い専門性と知見を持つ小崎氏にアドバイスを仰げる機会が生まれ、エンジニアにとって視野を広げ磨きをかける大きなインセンティブになると考えているという。
同社は、社会的にも、OSSコミュニティへのサポート、OSSへの機能追加や不具合修正などの活動によって、ソフトウェア技術の発展にさらに寄与したいという思いがあるとし、小崎氏とともに高度な技術力と社会貢献志向を備えたプロフェッショナルチームを目指していく方針だ。
■小崎資広(こさきもとひろ)氏プロフィール
富士通でLinuxカーネルの開発に従事、その後、米Red Hatに出向しRHEL7の開発に参加。2016年に帰国し、以後は富士通研究所でリサーチマネージャーを務める。Linux kernelコア開発者、Rubyコミッターなど複数のOSSで活動。主な業績としてLinuxのメモリ管理の書き換えや、RubyのGVLの書き換えなど。
▼小崎氏よりメッセージ
「アカツキの皆さんと一緒に仕事を出来ることにワクワクしながらジョインしました。微力ながらOSSプレゼンスの向上に貢献していけたらと思っています」
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932