上位常連の『モンスト』を始め、『プロスピA』『シャドバ』がトップ争い 『FFI』コラボで『FFBE幻影戦争』も初の首位獲得…App Storeの1週間を振り返る


3月23日~3月27日のApp Store売上ランキングの動きを振り返っていこう。

週明けの3月23日は、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』がアニメ「FAIRY TAIL」コラボの開催によって首位回復した。

しかし翌日、コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』に首位の座を譲ることに。『プロスピA』は、3月23日に2020シーズン版にアップデートし、「2020 Series1」のSランク選手が大量に新登場したことや、「グランドオープン記念福袋」を開催。これが『プロスピA』首位回復の原動力となり、翌25日も1位をキープした。

週の後半は首位争いが激化。3月26日はスクウェア・エニックスの『FFBE幻影戦争』が、『FINAL FANTASY I』コラボ開始によってリリース後初の首位を獲得したが、翌27日は前日53位からCygamesの『Shadowverse』が一気に首位に。

『シャドバ』は3月26日メンテナンス終了後より、新カードパック「ナテラ崩壊」のプレリリースを開始。合計100パックまでの先行購入分には購入特典も付いてくることが売上を大きく押し上げた。
 
■3月23日
 

3月23日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、アニメ「FAIRY TAIL」コラボを開催中のミクシィ<2121>の『モンスターストライク』が首位を回復した。

ランキングの動きでは、土曜日の75位から19位にバンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター シャイニーカラーズ』が急上昇した。『シャニマス』は、3月22日21時より、「有償限定 2nd Anniversary 前夜祭特別ステップアップガシャ」として、イルミネーションスターズ、アルストロメリア、ストレイライトの3ユニットをピックアップしたガシャと、アンティーカ、放課後クライマックスガールズの2ユニットをピックアップしたガシャの2種類を開催していることが売上に寄与しているようだ。
 
出所:AppAnnie

また、任天堂<7974>とDeNA<2432>の『どうぶつの森 ポケットキャンプ』が土曜日の107位から25位に急浮上し、トップ30に復帰した。『ポケ森』は、Nintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』が3月20日に発売となったことに合わせ、新しいキャンパーとして『あつまれ どうぶつの森』に登場するどうぶつたちが登場したことなどが順位上昇につながったもよう。
 
出所:AppAnnie

ほか、LINE<3938>とNHN PlayArtの『LINE:ディズニー ツムツム』や、ルーデルの『ドラゴンエッグ』などがトップ30に復帰した。
 
■3月24日
 

3月24日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』が首位に立った。『プロスピA』は、3月23日に2020シーズン版にアップデートし、「2020 Series1」のSランク選手が大量に新登場(関連記事)したことや、「グランドオープン記念福袋」を開催していることなどが首位回復の原動力となったようだ。

トップ10圏内では、サムザップの『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』が前日の39位から一気に7位まで急浮上した。『このファン』は、3月23日15時より、「100万人突破記念 1人★4確定ガチャ」を開催(関連記事)していることなどが大きく順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie

また、3月23日にリリース半年を迎え、「Half Anniversaryキャンペーン」を開催しているほか、「日向坂46 デビューカウントダウンライブ!!」のフォーカスライブ付きシーンカードが登場した限定撮影を実施しているアカツキ<3932>の『ユニゾンエアー』が前日の232位から11位まで急上昇し、トップ10に迫った。
 
出所:AppAnnie

ほか、コナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルサッカー』や、NHN PlayArtとドワンゴの『#コンパス 戦闘摂理解析システム』がなどがトップ30に復帰した。
 
■3月25日
 

3月25日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、上位3タイトルの順位は変わらず、コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』が首位をキープした。

トップ10圏内では、ポケラボとスクウェア・エニックスの『SINoALICE(シノアリス)』が前日の72位から10位に急浮上した。『シノアリス』は、3月24日17時より、シンデレラ、グレーテル、ハーメルンの新ジョブ「シンデレラ/―Kafun―」「グレーテル/―Kafun―」「ハーメルン/―Kafun―」が登場した「ステップアップガチャ 防粉者達ノ宴」を開始したことが順位を大きく押し上げたようだ。
 
出所:AppAnnie

また、無料ランキングの話題となるが、前日3月24日より事前ダウンロードを開始したアイディアファクトリープラスの『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-』が早くも首位に立つなど好発進の兆しを見せている。音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」を原作とした初のスマートフォンゲームアプリとなる『ヒプマイARB』だが、プロジェクト自体が舞台化、アニメ化など大きなムーブメントを起こしつつあり、アプリゲームも明日3月26日の正式サービス開始以降の動向が大いに注目される。

ほか、Cygamesの『プリンセスコネクト!Re:Dive』がトップ30に復帰した。
 
■3月26日
 

3月26日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、スクウェア・エニックスの『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』(以下『FFBE幻影戦争』)がリリース後初の首位に立った。

『FFBE幻影戦争』は、3月25日15時より、『FINAL FANTASY I』とのコラボを開始しており、コラボユニット「光の戦士」が登場したコラボ記念召喚を開催していることなどが首位獲得の原動力となったようだ。
 
出所:AppAnnie

また、コナミデジタルエンタテインメントの『遊戯王 デュエルリンクス』が前日の90位から一気に4位まで駆け上がった。『遊戯王DL』は、3月25日より第26弾ミニBOX「フォートレス・オブ・ギア」の提供を開始したことが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie

そしてこの日は、6wavesの『天地の如く~激乱の三国志~』が19位と初のトップ30入りを果たした。本作は、テンセントゲームズが提供する三国志シミュレーションゲーム『乱世王者』の日本版。6wavesがテンセントゲームズと提携し、昨年3月25日より配信を開始した。そのため、前日3月25日がリリース1周年の記念日となり、初のダイナミック王城スキン「九霄雲居」の登場など記念施策をゲーム内で展開していることが今回のトップ30入りにつながったものと思われる。
 
出所:AppAnnie

ほか、バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボール レジェンズ』や、Yostarの『アークナイツ』がトップ10圏内まで浮上した。
 
■3月27日
 

3月27日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、上位10タイトルのうち6タイトルが前日のトップ30圏外から飛び込んでくる激しい変動の中で、Cygamesの『Shadowverse』(以下『シャドウバース』)が前日の53位から一気に首位に立った。

『シャドウバース』は、3月26日のメンテナンス終了後より、新カードパック「ナテラ崩壊」のプレリリースを開始しており、合計100パックまでの先行購入分には購入特典も付いてくることが売上を大きく押し上げる形になったようだ。
 
出所:AppAnnie

また、この日の最大のトピックスは、アイディアファクトリープラスが前日3月26日にリリースしたばかりの最新作『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-』が早くも6位とトップ10圏内に登場したことだ。『ヒプマイARB』は、先日、事前ダウンロードの開始とともに無料ランキングで首位となるなど、その期待値がかなり高いタイトルとなっていたが、期待通りの好スタートを切る格好となっている。なお、現在ゲーム内では、SSRカードを1枚選んでゲットできる特別な「セレクトチケット」と「10連Gコレクトチケット」がセットになった「スタートダッシュセット」を1人1セット限定で販売するなど、リリースを記念したゲーム内施策を実施中だ。
 
出所:AppAnnie

ほか、NetEase Gamesの『IdentityⅤ』や、コナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルプロ野球』などがトップ30に復帰した。
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
企業データを見る
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
https://www.konami.com/games/corporate/ja/

会社情報

会社名
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
設立
2006年3月
代表者
代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
決算期
3月
直近業績
売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
企業データを見る
株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
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