バンナムHD、事業会社の集合体であるユニットを再編 4月から「エンターテインメント」「IPプロデュース」「アミューズメント」の3ユニット体制に

バンダイナムコホールディングス<7832>は、2月8日、2021年4月より行う事業会社の集合体であるユニット体制の再編を実施することを発表した。

なお、同社と主要事業会社の取締役人事も併せて発表した。人事については、別途記事として紹介したい。
 

<再編の目的>


「エンターテインメントユニット」は、「デジタル事業」と「トイホビー事業」を統合することで、IPを軸に、より一体となり幅広い出口を相互活用した連携・拡大をはかるとともに、顧客の新たな価値観に対応したエンターテインメントの創出やデジタル対応を強化する。これにより、グローバル市場における競争力向上を目指す。

「IPプロデュースユニット」は、IP創出とプロデュースを行うスタジオ機能とプロデュース機能を集約し、より多彩で、ユニット内のみならずグループの各事業や外部パートナーとの協業による相乗効果を発揮できるIP創出機能の強化をはかる。

「アミューズメントユニット」は、IPやグループのリソースを活用するなど、バンダイナムコならではの強みに選択と集中を行い、グループの各事業とより一体となることで安定して収益をあげることができる強い基盤づくりに取り組む。
 

<再編の内容>


・2022年4月からの次期中期計画スタートに先駆け、2021年4月より、従来の5ユニット体制から、3ユニット体制へ組織再編を行う。

・「トイホビーユニット」と「ネットワークエンターテインメントユニット」を統合し、「エンターテインメントユニット」とする。

・「映像音楽プロデュースユニット」と「IPクリエイションユニット」を統合し、「IPプロデュースユニット」とする。

・「リアルエンターテインメントユニット」を「アミューズメントユニット」に名称変更する。

・「エンターテインメントユニット」は、バンダイナムコエンターテインメントが「デジタル事業」(ネットワークコンテンツ、家庭用ゲーム等)を、バンダイが「トイホビー事業」(玩具、プラモデル等)をそれぞれ事業統括会社として統括し、両社が連携してユニット全体を統括する。

・「IPプロデュースユニット」は、バンダイナムコアーツが「映像音楽事業」(映像・音楽コンテンツ、ライブエンターテインメント等)を、サンライズが「クリエイション事業」(アニメーションの制作等)をそれぞれ事業統括会社として統括し、両社が連携してユニット全体を統括する。

・「アミューズメントユニット」は、事業統括会社としてバンダイナムコアミューズメントが事業を統括する。
株式会社バンダイナムコホールディングス
http://www.bandainamco.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコホールディングス
設立
2005年9月
代表者
代表取締役社長 川口 勝
決算期
3月
直近業績
売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7832
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