アドウェイズ<2489>は、100％子会社の愛徳威軟件開発（上海）有限公司（アドウェイズチャイナ）が伊藤忠繊維貿易(中国)有限公司、上海橙娯文化伝媒有限公司と中国でライブコマース事業を手掛ける合弁会社「上海橙籽星数字伝媒科技有限公司（英語名：Orange Star Co., Ltd.）」を設立したことを発表した。中国におけるライブコマース市場は、2019年に4338億元（約7.1兆円）、2020年に9610億元（約15.8兆円）と推計され、前年比で111％増加している。EC市場全体における2019年のライブコマース普及率は4.1％、20年の普及率は約7％～9％と推計されており、5Gなどの情報通信技術の発展や多くのプラットフォーマーの参入に伴い、今後さらに成長が期待される。
しかし、急速に発展した市場であるため、ライブ時に紹介された商品とは違う商品が発送される、納期が守られない等の被害が発生している。また、商品を提供するメーカーにおいては、不当に安い価格で販売されることでのブランド価値の毀損や過剰な宣伝文句で販売された結果、返品率が高いという問題が発生している。
こうした背景から、アドウェイズは業界スタンダードを確立することで、ライブコマース市場の健全化を図り、ブランドの価値を最大化すると共に、消費者が楽しく、安心してショッピングができる環境を提供していく。また、商品の販売だけでなく、ライブコマースデータを収集、分析し、消費者のタイムリーなニーズを的確に把握することで、メーカーの商品開発のサポートも行っていく。
