ソニー、第2四半期は黒字転換 PS3とPCが好調

 ソニー<6758>の第2四半期累計(7-9月期)の連結業績(米国会計基準)は、売上高及び営業収入1兆7332億円(前年同期比4.3%増)、営業利益687億円(前年同期326億円の赤字)、株主に帰属する四半期純利益311億円(同263億円の赤字)と増収・黒字転換を達成しました。

 同社では、為替の悪影響があったものの、音楽分野を除く全ての分野で増収となったことに加え、売上原価率や販管費比率が大幅に改善した、としています。分野別では、ゲーム事業とPC事業が収益性の改善に寄与したとのこと。また前期赤字だったソニーエリクソンの持ち分法投資損益も、前年同期の109億円の赤字から26億円の黒字になりました。

  同時に、3月通期の業績予想の上方修正を行い、売上高及び営業収入7兆4000億円(前回予想7兆6000億円、前期比2.6%増)、営業利益2000億円(同1800億円、同529.5%増)、株主に帰属する当期純利益700億円(同600億円、前期408億円の赤字)としています。

 修正の理由は、為替の想定レートを90円前後から83円前後に見直したものの、ゲーム事業とPCが好調に推移しており、収益が想定を上回る見通しになったため、だそうです。