DeNA、ソーシャルゲームの課金売上好調で第2四半期は経常益297％増

　ディー・エヌ・エー<2432>の第2四半期累計（4-9月期）の連結業績は、売上高512億7800万円（前年同期比195.1％増）、経常利益253億6300万円（同297.5％増）、四半期純利益141億6500万円（同304.6％増）となりました。売上高、営業利益ともに4四半期連続で過去最高を更新しました。

　同社では、ソーシャルゲームのアイテム課金売上が順調に拡大したことが主な要因としています。内製ゲームでは、継続的なブラッシュアップによる利用を促進し、アイテム課金売上が伸張したほか、オープンゲームでもタイトル数が10月22日現在、567タイトルとなり、こちらもアイテム課金売上が順調に拡大しているとのことです。

　そのほか、Gameview Studios社やAstro Ape Studios社等、ソーシャルゲーム開発会社への投資を行う一方、「Yahoo！モバゲー」をオープンし、会員獲得に注力しているそうです。

　また、「モバゲータウン」の広告宣伝活動を強化した結果、9月末現在、登録会員数は2167万人となりました。同社によれば、新規ユーザーは30代以上が中心だそうです。

　同社では、通期の業績予想は発表しておらず、第3四半期までの累計（4-12月期）の業績予想を開示しており、売上高810億円（前期比179.0％増）、経常利益393億円（同237.2％増）、四半期純利益220億円（同239.2％増）をしています。

　下期は、主として、「モバゲータウン」とソーシャルゲームの拡大に注力するほか、国内スマートフォン対応の実施、買収企業を軸とした国際展開を図っていく、としています。