ユークス、22年1月期決算は営業益6.95億円と黒字転換　「Tales of ARISE」開発、「AEW」のプロレスゲームは開発中　「あんスタ」バーチャルライブでも協力

ユークス<4334>は、この日(3月11日)、2022年1月通期(21年2月～22年1月)の連結決算を発表し、売上高36億3200万円(前の期比37.1%増)、営業利益6億9500万円(前の期は1億7400万円の損失)、経常利益9億6900万円(同3億2900万円の損失)、最終利益9億2100万円(同4億1500万円の損失)と大幅増収・黒字転換を達成した。

・売上高:36億3200万円(同37.1%増)
・営業利益:6億9500万円(同1億7400万円の損失)
・経常利益:9億6900万円(同3億2900万円の損失)
・最終利益:9億2100万円(同4億1500万円の損失)

受託売上が伸びたことに加えて、前の期に実施した構造改革の効果が出た、としている。経常利益については為替差益も計上された。

受託ソフトでは、新進気鋭の米国プロレス団体である「All Elite Wrestling」(略称「AEW」)から受託した、同団体をモデルとしたプロレスゲームの開発が引き続き順調に進行している。

また、2021年5月27日にはアクションゲーム「ま～るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS」のSTEAM版がディースリー・パブリッシャーから発売され、2021年9月9日に「テイルズ オブ」シリーズの最新作「Tales of ARISE」がバンダイナムコエンターテインメントから発売した。

アニプレックスから発売のアクションゲーム「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」に開発協力をした。その他、複数タイトルの受託ソフト開発が順調に進行している。

パチンコ・パチスロ分野においては、女子校生プロレス漫画「ロリクラ☆ほーるど!」の画像開発が完了し、遊技機メーカー・ネットよりパチスロ化され、2021年9月6日にパチンコホールに導入した。その他、複数タイトルのパチンコ・パチスロ分野の画像開発プロジェクトを受託しており開発が順調に進行している。

自社コンテンツの「AR performers」は、ARPラジオ番組「Amazing RadioPerformers on the WEB」の継続配信に加え、2021年10月に東京・愛知・大阪の映画館でFILM LIVE“REMIND Tour2021"「アニメARP Backstage Pass後夜祭"Celebrate Good Time" -EXTEND-」が開催され、2021年10月27日には新曲「All of You」をリリースしている。

XR事業分野においては、自社オリジナル技術であるAR Live System「ALiS ZERO」は、バーティカルシアターアプリ「smash.」でスペシャルラジオ番組として配信されている「monaラジ」の制作で利用した。

また、Happy Elementsの大人気スマートフォン・ゲーム「あんさんぶるスターズ!!」のバーチャルライブ「あんさんぶるスターズ!!DREAM LIVE -BRAND NEW STARS!!-」全12公演においてメインのCG制作業務を担当し、ライブ開催に寄与した。

2021年12月から2022年1月に開催した「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-3DCG LIVE“HYPED-UP01"」、2021年12月に開催した「LAWSON presents HoneyWorks Premium Live2021～ハニフェス～」、2022年1月に開催した「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st - Link -」においてもライブCG制作を担当し、それぞれのライブ開催に寄与した。

パブリッシング事業分野では、DCコミックスのキャラクターをテーマにしたオンライン・トレーディングカードゲーム「DCデュアルフォース」を制作中であり、2022年秋に全世界へ向けて配信・発売する予定。

その他、モバイルコンテンツ分野も複数のプロジェクト開発が進んでいる。

■2023年1月期の見通し
続く2023年1月期の業績については、売上高54億7200万円(前期比0.7%増)、営業利益7億2100万円(同3.7%増)、経常利益7億2400万円(同25.2%減)、最終利益5億9800万円(同35.0%減)、EPS69.17円を見込む。

・売上高:54億7200万円(同0.7%増)
・営業利益:7億2100万円(同3.7%増)
・経常利益:7億2400万円(同25.2%減)
・最終利益:5億9800万円(同35.0%減)
・EPS:69.17円