カカオピッコマ、電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」のフランス版をローンチ 海外進出の第一歩を踏み出す

カカオピッコマは、本日(3月23日)、電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」が現地時間3月17日にフランスで正式にサービスをスタートしたことを発表した。

これまで、日本国内のみでサービスを行ってきたピッコマは、2020年7月以来、全世界マンガアプリの中で販売金額1位のプラットフォームとなっている。今回、 昨年9月に設立した欧州法人ピッコマヨーロッパ(piccoma Europe)により、3月17日にピッコマフランス版をローンチし、海外進出の第一歩を踏み出した。

ピッコマフランスでは、現地カルチャーやコンテンツの嗜好性、ライフスタイルなどの分析を元にしたローンチ戦略を立てるとともに、フランス未公開の日本マンガやSMARTOON作品を取り揃えて、サービスを準備してきた。また、デジタル環境に最適化されたコンテンツを体験できるよう、ピッコマの代名詞である「待てば¥0」システムも導入。まずはAndroidアプリとしてサービスを開始し、今年2022年上半期をめどにiOSアプリ・Webでもローンチする予定だ。

現在フランスのマンガ市場は成長の兆しを見せており、昨年2021年においては、出版マンガが販売部数8500万部・販売額8億9千万ユーロとなり、前年対比で60%伸長した。その中でも日本マンガは全体販売部数の55%(+107%)を占め、歴代最高値を記録している。
※ GFK調査基準

ピッコマは、これまで日本国内において、紙のみでマンガを読んできた人々に対して、デジタルを駆使し、さらなるマンガとの新たな出会いを創出してきた。また、フルカラー・縦スクロールマンガ「SMARTOON」を積極的にアピールすることで、マンガファンのみならず “非マンガファン”へもリーチを広げ、ユーザーを増やしてきた。

さらにSMARTOONをきっかけにピッコマを利用するようになった“非マンガファン”が、ピッコマを習慣的に使い続けることで読む作品数が増え、SMARTOON以外の日本マンガやノベルも読むようになる好循環を作り出している。

ピッコマフランスにおいても、日本で培った運営ノウハウを活かし、さらなる“マンガの生態系”の活性化へ努めていくとしている。