ワコム、アートスパークHDと資本業務提携　持株比率10％を超えない範囲で株式取得へ　「CLIP STUDIO PAINT」との連携を強化

ワコム<6272>は、4月11日、アートスパークホールディングス<3663>と資本業務提携を行うことを発表した。

資本提携については、アートスパークが実施する第三者割当増資により発行される新株181万3500株を引き受ける形で実施する。払込価額の総額は16億132万500円で、新株発行後の持株比率は5.03％となる。また、今後、持株比率が10％を超えない範囲で、市場買付の方法により、アートスパークの普通株式を取得する予定としている。

アートスパークの子会社であるセルシスのイラスト・マンガ・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」との連携が主な内容となる。

＜業務提携の内容＞
① 教育など特定用途に向けた、ワコム製品と「CLIP STUDIO PAINT」を通じたクリエイティブ創作体験の共同開発
② KISEKI ART サービスと「CLIP STUDIO PAINT」の連携による新しい価値提供のための共同開発
③ デジタル著作権管理、創作にまつわる権利保護に向けた技術の「CLIP STUDIO PAINT」への実装とサービス運営の検討
④ 新しいクリエイティブ制作ワークフロー開発に向けたワコム製品、新機能の「CLIP STUDIO PAINT」との連携、開発
⑤ パートナー企業に対する、ワコム製品と「CLIP STUDIO PAINT」を連携させた共同開発・提案

上記5つに加え、ワコム製品と「CLIP STUDIO PAINT」ユーザーの創作体験向上に向けた、継続的な共同開発を行う。