RedefineArts、本格TRPGをVRで遊べるようにした『Xpraize(エックスプライゼ)』ベータ版をSteamでリリース

RedefineArtsは、ロールプレイングゲームの原点であるTRPG(外国ではTabletop RPG)という会話を主体として物語を進行させるテーブルゲームを本格的にVRで遊べるようにした作品「Xpraize(エックスプライゼ)」のベータ版をSteamで5月31日よりリリースした。正式版を7月1日にリリース予定。ベータ版は価格が1520円、正式版は3000円となる(予定)。

Xpraizeは、会話をしながら想像力を駆使して自由に遊ぶというTRPGの概念を取り入れた最大5人で楽しめるVRゲーム。本作やTRPGが従来のゲームと異なる点は、プレイヤーとは別にゲームマスターというゲームの司会者であり、審判者でもある存在がいること。

ゲームマスターはシナリオを準備して、プレイヤーたちの置かれている状況をプレイヤーに説明したり、NPCと呼ばれるキャラクターを操ることでゲームのホストとしてプレイヤーたちを楽しませる。

従来のTRPGではプレイヤーはフィギュアやマップの補助を得て、想像の中でゲームを楽しむが、これをVRと融合させたことでゲームの舞台はデジタルの仮想空間へと移り、またプレイヤーのリアルな動きはVRデバイスのモーションキャプチャー機能を使ってプレイヤーの操るアバターに反映することになる。

いわば肉体を得たプレイヤーは仮想空間で想像上の人物を演じることができるようになり、俳優のような楽しさを得ることができるようになる。

また冒険の過程を多数のカメラアングルを通じて撮影し簡易に映画的リプレイ動画を作ることができるようになった。同じ歌を歌っても歌う人によって印象が変わるように、同じシナリオであってもプレイする人の発するセリフや演技、また撮影するゲームマスターのカメラアングルの違いにより多彩なリプレイ動画が生み出される。

それを動画投稿サイトに投稿すれば、プレイヤー以外の視聴者にとっても楽しめるコンテンツとなることだろう。同社ではこれを、FPSゲームなどに代表するe-sportsに着想を得て、『e-act』と名付けたという。


【特徴】
・プレイヤー自身が実際に呪文を唱えると音声認識をして魔法が発動する機能
・プレイヤーの演技をゲームマスターがたくさんのカメラを切り替えながら撮影可能。(プレイヤーはVRで参加するが、ゲームマスターはパソコンを使ってゲームをプレイする
・メインキャラクターを操作するプレイヤー(VR)と、ホストとなってゲームの進行を操作するゲームマスター(PC)がいるため、販売予定の製品は二つに分かれている。ゲームマスター用は無料。
・販売プラットフォームとしてはValve社のSteamになる。

 
【今後】
VRのプレイヤーが一人でも遊べるような一人用モードを追加するなど、ベータ版のフィードバックを元に機能の改善を行ない、正式版のリリースを行う。また、別シナリオを現在開発中で追加ダウンロードコンテンツとして配信予定。


 



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