gumi<3903>は、6月10日の決算に2022年4月通期の連結決算を発表、その中でブロックチェーンゲーム開発の方向性やパイプラインについて明らかにした。
現在局所的に話題になっているブロックチェーンゲームではあるものの、同社はその主流は投機的であり稼ぐことが目的と見ているが狙うは一般ゲームユーザーにまでリーチし、コンテンツとしての魅力を追求したタイトルになるという。
その狙いはゲームコンテンツとしての魅力を有することで、ユーザー離れが 起きづらく長期運営が可能というのがその狙い。またオリジナル のみならず様々なIPと親和性の 高いゲームの提供が可能としている。
同分野での取り組みは早く、スクウェア・エニックスとも協業でブロックチェーン関連の開発を行うdouble jump.tokyoには2018年に出資。同じく2018年に組成したgumi Cryptos Capitalにおいては、2021年を席巻したNFTマーケットプレイスを運営する最大手のOpenseaや、Yield Guild Gamesに投資を行ってきた。
加えてゲームに特化したブロックチェーン“Oasys”の初期バリデータとして参加、ブロックチェーンゲームの開発及び配信に係る事業展開のためシンガポールに子会社を設立しりなど着々と準備を行っている最中だ。
*シンガポール子会社の設立に関しては、特にトークン発行時、酷税とも言われる日本国内の税金の問題(法人が保有する暗号資産の期末課税)の対策と考えられる。日本の税法上他国と比べても非常に不利な状況のため。
そんな同社の現在のブロックチェーンゲームやNFTのパイプラインは以下のとおり。IPホルダーと協業で数億円規模のゲームを開発中。世界に通じるIP活用タイトル、オリジナルタイトルを今期末より順次配信していく。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903