【決算カレンダー】ゲーム関連企業の22年4～6月決算発表が明日22日からスタート　今回は8月第1週と第2週に発表ピークが分散　グリーは4日に6月本決算を発表

2022年4～6月決算発表シーズンがまもなく本格化する。ゲーム関連企業については、明日7月22日にもはや恒例のベクター<2656>とモバイルファクトリー<3912>が先陣を切って発表を予定している。

8月11日に山の日の祭日があることで、8月2週目の発表スケジュールがやや偏る形となるが、今回の決算発表シーズンについては、8月第1週の4日と5日、第2週の9日、10日、12日に発表の集中日が分散している印象だ。

また、今回は6月決算銘柄の本決算発表となり、4日にグリー<3632>、10日にボルテージ<3639>、12日にブシロード<7803>が本決算の発表を予定している。

この四半期の決算で注目されるのは、まずは4日に本決算を発表するグリーだろうか。グリーは、グリー<3632>は、『ヘブンバーンズレッド』が一定の勢いを維持しているほか、この四半期は4月27日にリリースした『聖剣伝説 ECHOES of MANA』がオンしてくることになる。また、北米におけるファンド投資の拡大やマンガ事業参入、コマース事業参入など、次の2023年6月期の成長ビジョンをどう描いているのかにも関心が募るところ。

四半期ベースでの業績動向の変化という点では、ブシロード<7803>も注目される。Cygamesとの共同事業となる新TCG「Shadowverse EVOLVE（シャドウバース エボルヴ）」が4月28日の発売以降、大ヒットとなっており、第3四半期決算の発表と同時に既に通期業績予想の上方修正も実施している。その勢いがそこからどのように続いているのかはじっくりと見極める必要があるだろう。また、この「シャドウバース エボルヴ」は、Cygamesにもプラスの効果をもたらすことが予想されるため、その親会社であるサイバーエージェント<4751>の業績にもポジティブな影響が出てくる可能性がありそうだ。