【レビュー】『ポケモンユナイト』に本日より参戦した「ミュウ」の使用感をお届け! 「わざリセット」でわざを入れ替えて相手を翻弄しよう!


ポケモンは、『ポケモンユナイト(Pokémon UNITE)』において、本日(9月2日)より、新たなポケモン「ミュウ」を追加した。

本稿では、ゲーム内で判明したわざの詳細や、その使用感レビューをお届けしていく。


▲ミュウは、遠隔・アタック型。耐久能力は低いものの、遠距離から相手のポケモンに大ダメージを与えることが得意。


▲進化はしないため、ゲーム開始時からミュウの姿でスタートする。

ミュウはわざを発動するたびに、強化カウンタが1つ溜まり、最大で3つ溜まる。強化カウンタが3つ溜まると、次の通常攻撃が強化攻撃になり、全ての強化カウンタを消費して相手のポケモンに念力の弾を飛ばす。念力の弾の飛ぶ時間が長いほど、ダメージが増加する。

特性は「シンクロ」で、わざを発動するたびに、自分と周りにいる味方のポケモンは少しのあいだ移動速度が上がる。レベル5に達すると「わざリセット」でわざを変更できるようになる。一度この特性が発動すると、次に発動するまで一定の待ち時間が必要。KOやアシスト、またはゴールを決めると、そのたびに「わざリセット」の待ち時間が短くなる。「わざリセット」を使用すると、ユナイトわざの待ち時間が短くなる。

ここからは覚えるわざを紹介していく。また、ミュウはわざの覚え方がこれまでと異なる仕様となっており、分岐が現れ、3つのわざから1つを選べるようになっている。最初に覚えられるのは「エレキボール」「ソーラービーム」「なみのり」の3種類。わざはそれぞれ、エレキボール(ピカチュウ)、ソーラービーム(フシギバナ)、なみのり(カメックス)が覚えるわざと同じ使用感となっている。後述する「ひかりのかべ」を通過させることでダメージや攻撃範囲が強化されるため、上手く利用して有利に立ち回りたい。また、ミュウは強化攻撃の威力が高いため、わざ→強化攻撃の流れが決まれば相手に大きなダメージを叩き込むことができる。


●エレキボール
リキャスト:5秒
わざ種別:必中
電気のボールを投げ、範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与え、少しのあいだ麻痺状態にする。与えるダメージは、相手のポケモンの残りHPが少ないほど増加する。アップグレード後は、麻痺状態にする効果が強くなる。


●ソーラービーム
リキャスト:9秒
わざ種別:範囲
強力な光の束を発射して攻撃し、範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与える。わざが相手のポケモンに命中すると、強化カウンタが追加で1つ溜まる。アップグレード後は、わざが命中した相手のポケモン1匹につき、わざの待ち時間が1秒短くなる。


●なみのり
リキャスト:12秒
わざ種別:妨害
波に乗って突撃し、当たったポケモンを突き飛ばして行動できなくする。わざが相手のポケモンに命中すると、強化カウンタが追加で1つ溜まる。わざを使っているあいだ、自分はシールド効果を獲得し、妨害されなくなる。わざ終了時に指定した方向へジャンプでき、少しのあいだ妨害されなくなる。アップグレード後は、わざを使っているあいだのシールド効果が強くなる。

次に、レベル3で2つ目のわざに分岐が現れ、「コーチング」「ひかりのかべ」「こうそくいどう」の3つから1つを選択して習得できる。まずシールドと攻撃速度上昇を味方に与えられる「コーチング」は、かなりサポートよりの性能となっている。「コーチング」の待ち時間を0秒にできる効果や、「エレキボール」「ソーラービーム」「なみのり」の待ち時間が短くなる効果を活かして、強化カウンタを溜めて自身もダメージを出す立ち回りができる。続いて、
妨害が可能な「ひかりのかべ」は、先述した通り自身のわざを強化できるだけでなく、後から自身の下へ引き寄せて一緒に移動させることもできる。壁は通過した相手のポケモンの攻撃が与えるダメージを軽減できるほか、引き寄せ後は固定されるため、なるべく敵がいる方向から壁を引き寄せられるように意識したい。最後に「こうそくいどう」はシンプルな移動わざで、敵との距離を調整しながら戦えるため、3つのわざの中では最も扱いにクセがなく、どのような場面でも活用できる。わざを2回まで保有できるため、強化カウンタをすぐに2つ溜められるという点もポイントだ。


●コーチング
リキャスト:7秒
わざ種別:能力上昇
味方のポケモンの近くに移動して、そのポケモンにシールド効果を与え、攻撃速度も上げる。わざを使用した味方がコーチングターゲットに設定されていない場合、コーチングターゲットに設定する。コーチングターゲットに設定されていない味方のポケモンにわざを使用した場合、わざの待ち時間がすぐ0秒になる。味方に設定されたコーチングターゲットは一定の待ち時間で解除される。このわざを使用するたびに「エレキボール」「ソーラービーム」「なみのり」の待ち時間が短くなる。アップグレード後は、わざの待ち時間が短くなる。また、同じ味方のポケモンにもう一度このわざを使用するとき、アップグレード前より短い間隔の発動でこのわざの待ち時間をすぐ0秒にできる。


●ひかりのかべ
リキャスト:10秒
わざ種別:能力上昇
指定した場所に半透明の壁を押し出して張る。壁を通り抜けることはできず、ぶつかった相手のポケモンは突き飛ばされる。自分が発動した「エレキボール」「ソーラービーム」「なみのり」が壁を通過すると、ダメージや範囲が強化される。もう一度わざを使うと、壁を自分の近くに引き寄せ、一緒に移動させることができる。このときの壁は、通過した相手のポケモンの攻撃が与えるダメージを軽減できる。アップグレード後は、壁が大きくなる。


●こうそくいどう
リキャスト:2秒
わざ種別:ムーブ
指定した方向へ素早く移動し、少しのあいだ移動速度が上がる。わざの最大保有回数は2回。アップグレード後は、指定した方向への移動距離が長くなる。

また、ミュウはレベル5になることで「わざリセット」を解放し、わざを覚えなおすことができる。わざリセットはLスティック押し込みで発動可能(Nintendo Switch版)となっており、リキャスト20秒でバトル中、何度でも使用することができる。試合展開によって使えるわざを変えられるので、序盤は遠距離を狙える「ソーラービーム」で相手陣の野生ポケモンKOを狙い、オブジェクトの取り合いになったら「なみのり」で相手を押し返すといった使い分けが可能となっている。



最後に、ユナイトわざ「ミスティークミラージュ」について。覚えるのがレベル8と早く、7分を前に覚えることができれば、上下レーンの集団戦を有利に進めることができる。広範囲の味方ポケモンをステルス状態にできるため、KOされそうになっている味方を助けるのに役立つ。また、自身もまもり状態となるため、防御寄りの効果を見込んで使用するのが良さそうだ。ダメージは時間経過で自動的に発動するため、移動速度の速い相手などに狙って当てるのはやや難しい印象。しかし、乱戦になっている際や敵が集団で固まっている場面があれば一網打尽にして一気に相手の体勢を崩すことも可能となっている。


●ミスティークミラージュ
わざ種別:能力上昇
宙に浮かんで自分の周囲にフィールドを発生させて、まもり状態となる。自分とフィールド内にいる味方のポケモンはステルス状態になる。一定時間が経つと、範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与える。

今回、ミュウを使用してみて感じたのは、非常に使い勝手が良いポケモンに仕上がっているということ。「エレキボール」「ソーラービーム」「なみのり」は、どれも既存のわざだがダメージや妨害に優れており、初心者でも扱いやすい。もう一方の「コーチング」「ひかりのかべ」「こうそくいどう」に関しても、わざ単体として見た場合も使い勝手が良いうえ、効果がさまざまで今後研究が進めば強力な組み合わせも見つかるかもしれない。わざリセットに関してもまだまだ研究の余地があるため、今後の活用次第では大きく化ける可能性を秘めているポケモンになっていそうだ。

(文 編集部:山岡広樹)



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