【ゲーム株概況(10/11)】上方修正のシリコンスタジオがS高　減益予想を嫌気しメディア工房が大幅安、colyも利食い売りに押される

10月11日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅続落。前営業日比で714.86円安の2万6401.25円でこの日の取引を終えた。米国の再度の利上げとそれに伴う景気後退への懸念から米国株が大幅安となったことを嫌気し、幅広い銘柄に売りが出た。とりわけ指数寄与度の大きい半導体関連株の下げがムードを重くした。

こうしたなか、ゲーム関連株を見るとほぼ全面安症状となるなか、シリコンスタジオ<3907>がストップ高となった。前日比300円高の1616円まで買われた。2022年11月通期の業績予想の上方修正が好感されたようだ。第3四半期決算の通期計画に対する進捗率も高く、再度の増額も期待されているという。

他方、メディア工房<3815>が大幅反落。今期の減益見通しが嫌気された。同社は10月7日、2022年8月期の連結決算を発表し、営業利益が307％増の1億9300万円と大幅な増益を達成したものの、続く23年8月期は営業利益が22.6％減の1億5000万円と減益になる見通しを発表していた。

coly<4175>も大幅反落と下げがきつい。同社は、前週末に大手エンタメ企業との協業を発表したことを受けて買われたが、この日は利食い売りに押されたようだ。