【ゲーム株概況(12/15)】『炎炎ノ消防隊』事前登録のモブキャストHD大幅高 『BCF23』関連でアエリア高い ウェルプレイドやモイが上場来安値
12月15日の東京株式市場では、日経平均株価は反落。前日比104円51銭安の2万8051円70銭でこの日の取引を終えた。米国の金融引き締めの長期化への懸念から米国株式が下げたが、東京市場でもさえない展開となった。米国連邦公開市場委員会でもサプライズがなく、目先材料出尽くし感から様子見ムードの強い相場となった。米国11月小売売上高を見極めたい、という向きもあるという。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、モブキャストホールディングス<3664>が大幅続伸。同社はこの日、テレビアニメ『炎炎ノ消防隊』を題材とする新作ゲーム『炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章』の事前登録受付を開始したことが手がかり材料視されている。PC(DMM)とスマートフォンで配信するとのこと。
アエリア<3758>も大幅続伸。子会社サイバードが開発に参画する日本初のP2E&F2P型サッカーゲーム『BCF23(旧Blockchain Football)』がトークンによって14億円の資金調達を実施したとの発表が刺激材料となったもようだ。
サイバーエージェント<4751>が反発。JPモルガン証券が同社株のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」に格上げするとともに、目標株価を1500円から1700円に引き上げたことが好感されたようだ。
この日の引け後に決算発表を控えていたcoly<4175>やアピリッツ<4174>などもしっかり。
他方、直近IPO銘柄の下げが目立っており、モイ<5031>やウェルプレイド・ライゼスト<9565>が上場来安値を更新したほか、需給悪化懸念から売られたANYCOLOR<5032>も反落。ANYCOLORは、この日、2023年4月通期の業績予想の上方修正を行っており、市場での反応が注目される。買われるとすれば、直近IPO銘柄に対するマインド好転にもつながる可能性がある。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アエリア
- 設立
- 2002年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3758
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664
会社情報
- 会社名
- GLOE株式会社
- 設立
- 2015年11月
- 代表者
- 代表取締役 谷田 優也/代表取締役 古澤 明仁
- 決算期
- 10月
- 直近業績
- 売上高22億6400万円、営業利益1400万円、経常利益100万円、最終損益500万円の赤字(2023年10月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9565
会社情報
- 会社名
- モイ株式会社
- 設立
- 2012年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 赤松 洋介
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高64億3300万円、営業利益1億4200万円、経常利益1億5600万円、最終利益1億9400万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5031