【ゲーム株概況(12/20)】想定外の"利上げ"を受けて全面安商状　ウェルプレイド上場来安値　IPOのmonoAIの初値は公募を94％上回る1280円に

東京株式市場では、日経平均は4日続落。前日比669円61銭安の2万6568円03銭でこの日の取引を終えた。この日の日銀金融政策決定会合で長期金利の許容幅拡大を決定したことが伝わると、先物主導で急落した。一時は800円を超える下げとなった。将来的な金利上昇や円高を嫌気して、値がさ株や半導体関連が売られた。他方、銀行や保険などに買いが集まった。

こうしたなか、ゲーム関連株は全面安商状となった。前場でプラスで推移していたMIXI<2121>やイマジニア<4644>、モブキャストHD<3664>、ボルテージ<3639>、まんだらけ<2652>、ハピネット<7552>など前場で買われていた銘柄が全体相場の下落を受けてマイナスに転じた。円谷フィールズHD<2767>も一時マイナスに転じたものの、引けにかけて値を戻した。

このほか、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>が連日の上場来安値を更新。上場直後の高値で購入した個人投資家の投げが断続的に出ている模様だ。バンク・オブ・イノベーション<4393>も3日続落。気がつくと株価は11月1日の年初来高値1万6300円から3分の1の水準となった。

他方、本日新規上場したmonoAI technology<5240>の初値は公開価格660円を93.9％上回る1280円だった。その後、1300円台で推移した。同社は、メタバースプラットフォーム「XR CLOUD」の開発・運営を行う。2021年12月期の業績は営業赤字を計上していたが、2022年12月期は第3四半期累計決算は営業利益4800万円と黒字転換を達成した。