鳥山明氏の伝説の名作「SAND LAND」が映画化! 東宝系で8月18日より劇場公開! 鳥山明氏のコメントも!
バンダイナムコエンターテインメントは、日本を代表する漫画家・鳥山明氏の伝説の名作「SAND LAND」を映画化するとともに、8月18日より全国東宝系で劇場公開することを明らかにした。昨年12月17日に幕張メッセで行われた「ジャンプフェスタ2022」で映像化プロジェクトが発表され、合わせて公開した55秒の映像が公開されていた。
「SAND LAND」とは
「SAND LAND」は、「ドラゴンボール」連載終了後の2000年に、「週刊少年ジャンプ」23号から36・37合併号まで短期集中連載した作品。魔物と人間が共存する、
水を失った摩訶不思議な砂漠の世界を舞台に、悪魔の王子・ベルゼブブが、魔物のシーフ、人間の保安官・ラオと奇妙なトリオを組んで砂漠のどこかにある「幻の泉」を探す危険な旅に出る―というストーリー。
アニメ制作を手掛けるのは、「機動戦士ガンダム」「ラブライブ!」シリーズをはじめ、多くの大ヒットアニメを世に放ち続けてきたサンライズ。
さらにサンライズを中心に、3DCGを独自の技術で2Dセル画のように仕上げる作風を生み出したアニメスタジオ・神風動画と、ハイクオリティな3DCGアニメーションを得意とするANIMAが加わった実力派制作チームが集結した。
映画化発表となった本日は、国連が定めた[世界水の日]でもある。砂漠になってしまった広大な世界で、どこかにあるはずの水源を探しに行くという本作のストーリーにかけ、水の大切さを世界中の人々が考える重要な日に情報解禁となった。
3種のキャラクタービジュアルを初解禁!
本作の主人公である、ワルだけどピュアな全身ピンクの悪魔の王子・ベルゼブブ。そんなベルゼブブが、イメージカラーでもあるピンクを背景に全面に描かれたインパクトのあるビジュアルとなっている。自称、極悪非道な悪魔の通り、ニヒルな笑みを浮かべているが、実際のところはいかに…?
さらには、凛々しい眼で旅の行く先を見つめるラオ、コミカルな表情が愛らしいシーフのキャラクタービジュアルも解禁。まさに“鳥山タッチ"で描かれたビジュアルは、映画館の大スクリーンで躍動する"鳥山動画"の期待へと誘う。
鳥山明氏(原作者)からのコメントが到着!
鳥山明氏(原作者)からのコメントが到着した。
Q.「SAND LAND」はいつどのように誕生したのですか?
A.「ドラゴンボール」も終わり、いろいろ短編や読み切りも試してみたし、最後のつもりで今の自分を出し切った作品を描いてみようと思いました。
今思っても、コミックス1巻分限定とはいえ、週刊連載だったのにアシスタント無しで、すべて一人だけでよく描いたな。って自分で驚きます。
Q.(「COWA」が一番と知りつつ) 「SAND LAND」が最も好きな作品と言い切れる部分はありますか?
A.自分でマンガを描く場合、好みなのは地味目で軽い内容。という受けにくいもの。
じつはこれでも、軽いって部分を抑え、頑張って真面目なストーリーにしたつもりなんですよ。
理屈からいえば、自分の最新作のマンガが一番好きなはずです。
しかし今から思えば、少なくても画力と気力はこの「SAND LAND」を描いたあたりはスゴかったなって感じがします。
Q.鳥山先生ご本人だけが感じる、本作の独自の魅力や特徴とは?
A.「SAND LAND」は、ペン入れした紙原稿をスキャンしてPCに取り込み、ソフトを使ってベタ塗りや自作のトーンを貼って仕上げました。
たぶんほとんど寝てなかったんじゃないかな・・・。
全話描き終えた後、デビュー前から使っていた愛用の木製ペン軸を失くしてしまいました。
ナイフやサンドペーパーであれこれ削ったり、使っているうちにすり減ったりして長い時間をかけて手に馴染んだペン軸でした。
新しいペン軸を買って、あれこれ削ってみたものの、どうもしっくりきません。以降、マンガをほとんど描かない言い訳にしています(笑)
Q.キャラ、メカ、世界観、ストーリーが凝縮された「鳥山先生色」がとても強い作品と評されることをどう思いますか?
A.たしかにそうかもしれませんね。読者のことももっと考えなきゃいけないのに、好みを優先してしまった気がします。プロ失格かもしれません。
Q.23年経って映画化されることをどう思いますか?
A.これを楽しいって言ってくれる人って、まさに僕にとっては、わかってる神ファン!って感じじゃないでしょうか。
Q.現状の制作中の映像等を見てどのように感じられますか?
A.拝見したのはまだまだ未完成な部分が多い映像でしたが、それでも非常に高いクオリティは十分に感じられました。
まさか映像化されるなんて思ってもみなかった上に、このクオリティですから、この時点で夢のようです。
ストーリー・作品概要
〇ストーリー
魔物も人間も水不足にあえぐ砂漠の世界<サンドランド>。
悪魔の王子・ベルゼブブが、魔物のシーフ、人間の保安官ラオと奇妙なトリオを組み
砂漠のどこかにある「幻の泉」を探す旅に出る―。
タイトル:映画『SAND LAND(サンドランド)』
アニメーション制作:サンライズ・神風動画・ANIMA
配給:東宝
(C)バード・スタジオ/集英社 (C)SAND LAND製作委員会
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
- 設立
- 1955年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 宇田川 南欧
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)