グリー<3632>の子会社REALITY XR cloudは、三井不動産<8801>と東京ドームの2社(以下「三井不動産グループ」)と2022年11月30日から2023年2月28日までコラボした「東京ドームワールド」の来場者数が420万人を突破したことを発表した。
アプリ「REALITY」内に設けられた「東京ドームワールド」は、東京ドームでメジャーアーティストがライブをするイメージで作られており、来場者はアーティスト気分でライブ配信をしたり観客席からライブを応援をするなど、さまざまな楽しみ方ができる。期間中は、アプリ「REALITY」ユーザーの特徴の1つである配信イベント参加率の高さを活かし、さまざまな特典が得られるイベントを複数実施した。
バーチャルライブの出演権をかけたイベントでは、アプリ「REALITY」内で実施された過去の歌系イベントと比較しても、ランキング上位10名の平均イベントスコアが約1400万ポイントと最も高く、入賞枠数を大きく上回る有力配信者がイベント最終日まであきらめずに競い合う光景が見られた。あの東京ドームでライブができる!との思いを原動力として大きく盛り上がったイベントになり、リアル施設が持つ力をバーチャルでの熱狂にうまく繋げた好例となった。
本ワールドは、三井不動産グループとの構想段階から、メタバースやバーチャル、テクノロジー等の活用による「リアル施設、サービスの価値向上」を企図していた。そのため、ワールド内では、東京ドームではおなじみの位置にある看板の再現や、三井不動産グループのPR展示ブースを設けることで、来場者に対して、三井不動産グループが運営している施設やサービスの認知に繋げた。
また、実際の「東京ドームシティ」や「三井ショッピングパーク ららぽーと」内の広告看板に自分のアバターを掲載できる権利や、三井ショッピングパーク公式通販サイト「&mall(アンドモール)」の特設ショップにて自分のアバターがデザインされたオリジナルアイテムを販売できる権利をかけたイベントも実施し、認知向上にとどまらず、リアル施設への来場やサービス利用の促進にも貢献した。
「東京ドームワールド」を利用したユーザーから行ったアンケート調査の結果、70%以上の方が今後も同施設で遊びたいと回答し、満足度も80%以上という高い評価となった。また、「東京ドームシティ」については、今回の「東京ドームワールド」や関連イベントをきっかけに「初めて知った」と回答したユーザーが一定数いただけでなく、興味を持った、実際に出かけたと回答したユーザーも存在し、バーチャルとリアル施設の相互連携の可能性を示す事例となった。
REALITY XR cloudは、今後もクラウドソリューションを通じて、企業には新たなビジネス機会を、参加者にはメタバースならではの体験を提供することで、社会全体のメタバース発展に貢献していく。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632