KLab<3656>は、半期に一度の社内表彰(KLabAwards)に、賞金最大300万円の「AI賞」を新設することを決定。AI賞の導入により、 AI活用ノウハウを全社でスピード感をもって共有し、 社員1人1人が積極的にAIを活用する後押しをするとともに、 さらなる業務改善やサービスの向上に取り組むとした。
また、 Azure OpenAI Serviceを活用したSlackアプリを全社に展開するなど、 今後も継続的に従業員のAI活用環境を整備していく予定とのこと。
●「AI賞」新設の目的
ChatGPTなどの生成系AIは、ゲーム開発との親和性が非常に高く、従来のゲーム開発コストを大幅に削減するだけではなく、これまでとは別次元のユーザー体験や制作効率向上を実現し得る技術。
一例として、
・3DモーションやMAP、2Dイラスト、仕様書などの素案作成・自動化
・アイディアの創出・具体化・ブラッシュアップ
などが挙げられる。
KLabは従来より「楽するための苦労」という理念を徹底し、職種に関わらず業務を仕組化する工夫と努力をし、よりクリエイティブな作業に時間を使うという風土を築いてきた。
今回、年に2回の社内表彰「KLabAwards」に「AI賞」を新設することで、全従業員がAIを活用し、業務効率を改善するモチベーションを高めるとともに、表彰によりノウハウを共有することで、社内のAIに関する知見を深めさらなる現場での活用を促進する。
●「AI賞」の概要
業務でのAI技術の活用と成果を自薦・他薦にて募集し、毎月選考を行う。賞金は選考を通過した取り組みの中から半年単位で検討し、最大300万円を授与。
想定される受賞内容の一例
・ゲーム品質の向上、開発の効率化、新たなゲーム体験の創出
・創造的なアイディア創出の手法
・ChatGPTのナレッジ/プロンプトの共有
・業務フローの改善
など
【KLabのAI技術活用の取り組み】
AI・機械学習のゲーム開発・運営における活用事例を発表、他社への技術提供も推進
https://www.klab.com/jp/press/release/2023/0425/klab_ai.html
▼KLab Tech Blog
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656