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【イベント】ボードゲームの金字塔「人生ゲーム」12年ぶりのコンシューマー作品『人生ゲーム for Nintendo Switch』を先行レビュー！　コラボ企画が実施中の「青砥駅」の模様もお届け！

株式会社タカラトミー

タカラトミー

2023.08.11 11:00

タカラトミー<7867>は、8月9日、『人生ゲーム for Nintendo Switch』メディア体験会を実施した。本稿では、本体験会にて明らかになった情報をお届けしていく。

『人生ゲーム for Nintendo Switch』
プロデューサー：佐戸憲一氏（写真中央）
ディレクター：塩澤敦氏（写真左）
ディレクター：渡邉亮氏（写真右）

■12年ぶりの最新作『人生ゲーム for Nintendo Switch』を一足先に体験！

10月6日に発売を予定している『人生ゲーム for Nintendo Switch』は、1968年の発売から55周年を迎えたロングセラー盤ゲーム「人生ゲーム」のNintendo Switch専用ソフト。コンシューマー作品が発売されるのは実に12年ぶりとなる。

▲今回の体験会では、本作のプロデューサーである佐戸憲一氏よりゲームの説明があった後、「一生モード」をプレイしていくことに。

ゲームを開始する前には、服装や髪形など、多彩なパーツを組み合わせて自分だけのアバターを作れる。赤ちゃん時代にも、髪色などここで選択したものが反映されるところもあるので、自分好みのキャラに仕上げよう。なお、ゲームは最大4人でプレイ可能となっており、オンラインに繋いで離れた友達や家族とも遊べるようになっている。

今回、プレイした「一生モード」では、赤ちゃん時代から始まり、小学生時代、中学生時代、高校生時代、大人時代前半、大人時代後半、最後の時代の7つの時代を経て人の一生を体験していく。そうして人としての一生を終えたときに最も資産が多かったプレイヤーの勝利となる。最終的な順位付けはあるものの、作中には他のプレイヤーを攻撃・妨害するような要素はなく、どちらかといえば自身の個性を伸ばすことに注力された創りになっていたため、子供から大人まで幅広い層が楽しく遊べる内容となっている。

▲作中のMCを務めるハラン・バンジョー（画像左）と順風マホ（画像右）のボイスを、それぞれ山寺宏一さん、花澤香菜さんが担当している。

なお、「子どもだけモード」や「大人からモード」と一定の時代のみをプレイするモードも存在している。また、子ども時代（赤ちゃん～高校生）に成長させたキャラのデータを保存することが可能となっており、保存したデータを使用して「大人からモード」で遊ぶこともできるようになっている。

▲さらに、2016年に発売された盤ゲーム版「人生ゲーム」をデジタルで遊べる「ボードゲームそのまま」モードも搭載されている。こちらのモードではプレイヤーのコマやお金の単位が盤ゲーム版に準拠する形となっている。

ここからはゲームの流れを紹介していこう。各時代でプレイヤーは決められたターン数分のルーレットを回し、「知力」「体力」「センス」＋運勢の4つのパラメータを伸ばして自分の歩みたい人生を歩めるようキャラを成長させていく。

伸ばすステータスに関しては、赤ちゃん時代こそ完全にランダムなイベントが発生するようになっているものの、成長して中学生時代以降は部活を決められたり、イベント中に選択肢が出てくることである程度、自分が伸ばしたい方向のステータスを伸ばしていくことができる。

また、イベントが起きた際にカードが手に入ることがある。カードには「運動◎」や「センス◎」など所持しているだけで効果が発揮されるものと、1～5の目だけが出るようになる「小さな目カード」や6～10の目だけが出るようになる「大きな目カード」など、使用することでルーレットの目を操作できるようなものまで、さまざまな種類が用意されている。

▲カードは各プレイヤー最大5枚まで所持できる。6枚目を入手した時点で1枚捨てなければならないため、枠がいっぱいになりそうなら使えるものは使っておくのもひとつの手だ。

高校生時代からは、ハートのマスが登場して止まると恋愛イベントが発生する。ここから大人時代に出会った人を含め、パートナー候補と親密度を上げていくことで大人になったときにプロポーズして結婚できる。プロポーズの成否はルーレットで決まるようになっており、成功率はパートナーとどれだけ仲良くなれているかによって変動する。

▲パートナー候補には☆の数が設定されており、多いほど親密度を上げにくいが、結婚できた場合の恩恵も大きくなっているとのこと。パートナーや子どもがお金を稼いでくれることもあるようだ。

子ども時代を終えて大人になると、これまで磨いてきたパラメータに見合った職業を選択できる。ただし、能力が高くても就職できるかどうかはルーレットで決まる。失敗するとフリーターになってしまうため、ステータスに見合わない職業に就きたい場合は、その後の人生がかなり険しい道になる。また、ここでは就職せずに大学に進むことも可能となっているので、まだパラメータを伸ばし足りないという方はこちらを選択するのもアリだ。

▲職業の中には「料理人」や「アイドル」といった定番の人気職から、「配信者」といった今時なものまで見られた。

一旦、職に就くと選んだ職業に関するイベントが発生するようになるほか、決められたマスでランクアップイベントが発生するようになる。ランクアップするには、指定されたステータスを満たしたうえでルーレットに成功する必要がある。そこでランクアップできれば、例えば野球選手なら「二軍選手」⇒「一軍選手」⇒「メジャー選手」というように自身の経歴をステップアップさせていくことが可能だ。

▲ランクアップするほど給料も増えていく。総資産を増やすためにもなるべくランクアップは成功させておきたい。

そうして最後の時代で全員がゴールにたどり着いたら最終結果が発表される。ゴールしたときに所持していたお金だけでなく、それまでに手に入れた物件やお宝も資産に含まれるほか、特定のマスに一番多く止まっている人にボーナスが与えられるなど、最後まで結果が分からないようになっている。

なお、タカラトミーの公式YouTubeチャンネルにて、遊び方の紹介動画も公開されているので、合わせてチェックしてほしい。

■人生ゲームのまち「青砥駅」を取材！

最後に現在、タカラトミーゆかりの地である「青砥駅」にて、タカラトミーと京成電鉄とのコラボレーション企画が実施されているとのことで、そちらも取材させていただいた。

今回の企画では、駅名看板が「人生ゲーム」仕様に変更されている。

また、連動企画として葛飾区内の京成線の8つの駅と、青戸商店会連合会と連携した「～人生ゲーム55周年記念～京成線デジタルスタンプラリー in 葛飾」を8月31日まで実施している。

専用のアプリをダウンロードし、堀切菖蒲園駅、お花茶屋駅、青砥駅、京成高砂駅、四ツ木駅、京成立石駅、柴又駅、京成金町駅にあるオリジナル画像を読み込むことでスタンプが溜まっていく。さらに、本企画の参加店舗（49店舗）のいずれか1店舗にて出されるクイズに正解すると最後のスタンプを獲得できる。4ヶ所のスタンプを集めることで参加賞を、9ヶ所のスタンプを集めることで達成賞をプレゼントしている。

▲参加賞や達成賞として本イベントオリジナルデザインの人生ゲーム紙幣がもらえる。