【ゲーム株概況(2/29)】東証S基準充足の東映アニメ大幅続伸 バンナムHD続落も明日は? 循環物色続きGFAやANYCOLOR高い

2月29日の東京株式市場は続落。日経平均株価は、前日比41円84銭安の3万9166円19銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株安を受けて先物主導で下落したが、後話に入るとトヨタやソニーグループなどに買いが入って一時はプラスになる場面もあった。また日銀の金融政策正常化に関する思惑も出て、積極的な売買が手控えられた。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、東映アニメーション<4816>が大幅続伸。バンダイナムコホールディングス<7832>とソニー・ピクチャーズエンタテインメントによる売出に伴い、東証スタンダードの上場基準を充足する見通しとなったことで安心感がでているようだ。

一方、バンダイナムコホールディングスは続落。この日の引け後に24年3月通期の最終利益について未定から980億円に修正するとともに、配当予想も10円から50円に増額。さらに自社株買いも行うことを明らかにしており、明日の株価が注目される。

循環物色が続いており、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>やバンク・オブ・イノベーション<4393>、アイビス<9343>が売られた一方、GFA<8783>やANYCOLOR<5032>など出遅れ感のある銘柄に物色の矛先が向かった。

このほか、タカラトミー<7867>とアピリッツ<4174>が昨年来高値を更新した。