【ゲーム株概況(3/13)】大引け後に決算発表控えたモイが3日ぶりに大幅反発　業績予想増額と自社株買いを発表したザッパラスはS高

3月13日の東京株式市場では、日経平均は3日続落し、前日比101.54円安の3万8695.97円で取引を終えた。朝方は買いが先行したものの、大企業の賃上げを背景に日銀が金融政策の修正に動くとの見方から次第に値を崩す展開となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、この日の大引け後に決算発表を控えたモイ<5031>が3日ぶりに大幅反発したほか、コムシード<3739>などが買われた。

前日3月12日に第3四半期決算を発表するとともに、通期業績予想の上方修正と自社株買いの実施を発表したザッパラス<3770>に朝方から買いが殺到し、ストップ高比例配分となった。

前日発表した2024年1月期決算は特別損失計上で最終損益が18億円の赤字となったポールHD<3657>は、今期の黒字回復予想を打ち出したこともあり、3日ぶりに反発した。

半面、GENDA<9166>が大幅続落し、コーエーテクモHD<3635>やバンダイナムコHD<7832>など大手ゲーム株の一角も安い。

明日3月14日に第3四半期決算の発表を予定しているANYCOLOR<5032>は、第2四半期業績の鈍化もあって、発表内容への警戒感からさえない。