DLE、24年3月期の営業赤字5億1000万円と前回予想3億3000万円から下方修正…売上が計画未達、大口案件やゲーム受託開発が失注または期ズレ

ディー・エル・イー(DLE)<3686>は、3月15日、2024年3月期連結業績予想の下方修正を行い、売上高18億円(前回予想21億円)、営業損失5億1000万円(同3億3000万円の損失計上)、経常損失5億1000万円(同3億3000万円の損失計上)、最終損失4億3000万円(同2億3000万円の損失計上)、EPS-10.1円(同-5.41円)とした。

・売上高:18億円(前回予想21億円)
・営業損失:5億1000万円(同3億3000万円の損失計上)
・経常損失:5億1000万円(同3億3000万円の損失計上)
・最終損失:4億3000万円(同2億3000万円の損失計上)
・EPS:-10.11円(同-5.41円)

同社では、年度末に向けて見込んでいた大口案件の一部が、参加予定のセレブリティ(アーティスト)の都合により失注又は翌期にずれ込むことになったこと、及び開始予定であったゲームの受託開発案件において、パブリッシャー(販売元)の方針変更、交代に伴い開始時期に見直しが生じ、売上が想定を下回る見込みになった、としている。

利益面では、減収の影響が非常に大きく、赤字幅が想定よりも大きくなる見通し。なお、最終損失については、開発中のビジネスメタバース事業に関し、製品リリースの時期が不透明になったことからソフトウェア仮勘定の減損損失9200万円程度を特別損失に計上する見込みとなったという。