エディア、24年2月期決算は営業益5％増の1億6100万円…『くじコレ』＆『まるくじ』やコミック・電子書籍拡大、ヴァリスなどレトロゲーム復刻も貢献

エディア<3935>は、4月12日、2024年2月期(23年3月～24年2月)の連結決算を発表し、売上高32億7700万円(前の期比18.7%増)、営業利益1億6100万円(同5.0%増)、経常利益1億5800万円(同8.6%増)、最終利益1億5000万円(同0.4%減)だった。

・売上高:32億7700万円(同18.7%増)
・営業利益:1億6100万円(同5.0%増)
・経常利益:1億5800万円(同8.6%増)
・最終利益:1億5000万円(同0.4%減)

同社では、オンラインくじサービスやコミック・電子書籍等の売上高が増加したことで増収・営業増益を達成した、としている。

IP事業は、売上高は横ばいの17億6300万円だった。ゲームサービスにおいて、様々なイベントを通じて長期運営タイトルの安定推移を目指したものの、前年比では売上が減少することとなったが、同社保有のレトロゲームタイトルの復刻版の販売や、欧米市場に向けたライセンスアウト、法人向けコンテンツ受託制作、他社のゲームサービスのローカライズ及び運営受託、BtoB受託により、売上減少を補った。

一方で、オンラインくじサービスの『くじコレ』、女性顧客向けオンラインくじサービス『まるくじ』は前期に引き続き、人気IPとのコラボレーションを数多く行うなど積極的に展開し、同社グループの収益に貢献した。

出版事業は、売上高が50.5%増の15億1400万円と大きく伸びた。コミック及びライトノベルの新刊数が前の期の124作品から203作品と増加したことや、既刊の重版などにより、紙出版・電子書籍共に売上が大きく伸び、目標どおり進捗した。

■2025年2月期の業績見通し

2025年2月期の業績は、売上高35億円(前期比6.8%増)、営業利益2億円(同23.8%増)、経常利益1億7500万円(同10.3%増)、最終利益1億6500万円(同9.9%増)、EPS26.93円を見込む。

・売上高:35億円(同6.8%増)
・営業利益:2億円(同23.8%増)
・経常利益:1億7500万円(同10.3%増)
・最終利益:1億6500万円(同9.9%増)
・EPS:26.93円

【追記】
業績推移は以下のとおり。巨額の赤字を計上するなど苦しい時期もあったが、2024年2月期まで3期連続の黒字を達成し、続く2025年2月期も黒字を見込む。