GMOインターネット<9449>の第3四半期(1-9月期)の連結業績は、売上高305億9700万円(前年同期比6.8%増)、経常利益38億1100万円(同4.1%増)、四半期純利益16億7900万円(同9.1%減)となりました。
同社では、「GMOアプリクラウド」といったホスティングサービスや、セキュリティサービス、決済代行に係る手数料が伸びたことに加え、SEMメディアの販売、ベンチャーキャピタル業務での有価証券売却益を計上できた、としています。同社の注力するソーシャル・アプリ支援事業に関する立ち上げ費用が発生しましたが、これを吸収しての増益となります。
■アプリ関連の事業について
同社の決算説明会資料によれば、「アプリやろうぜ!」では、27タイトル中、18タイトルの配信始されている、とのこと。スーパーアプリの「ガドラン☆マスター! by GMO」がモバゲータウン15位に入り、開始3ヵ月で月次売上約4000万円、レックスバート・コミュニケーションズの配信する「伝説のまもりびと by GMO」は、開始2ヵ月で月次売上800万円以上になっているそうです。
同社によれば、アプリ支援事業は、キャッシュフローベースでは11月にプラスとなり、損益計算書じょうでは12月で黒字化になる見通しで、来期以降の収益への貢献が期待できるそうです。今後、Androidアプリマーケット「アンドロイドやろうぜ!」や、アプリ配信マーケット「Gゲー」にも注力する、としています。
■12月通期の見通し
12月通期は、売上高440億円(前期比15.2%増)、経常利益55億5000万円(同15.7%増)、当期純利益22億円(同62.5%増)を見込んでいます。クリック証券の子会社化に伴い、従来予想に比べて、売上高で20億円、経常利益で6億5000万円、当期純利益で2億円増額しています。