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2P Games、シングルファーザーと幼い娘の日常を描くインタラクティブフィクションゲーム『フラグメント蔚然の成長物語』をSteamでリリース

2024.08.01 19:07

2P Gamesは、KK Narratifが開発したインタラクティブフィクションゲーム『フラグメント蔚然の成長物語』をSteamで正式に発売した。このゲームは、2000年代の中国を舞台に、シングルファーザーと幼い娘が互いに支え合いながら成長していく物語を描いている。絵本のような独創的なストーリーテリングが特徴で、中国インディーゲーム開発大賞のベストナラティブゲーム賞を受賞した作品。現在は英語と中国語に対応しており、日本語版も積極的に制作中。

本作は、父と娘の成長を描いた物語で、日常のささやかな出来事が積み重ねられて進行する。父親は家計を支えるために仕事に追われる一方、娘の感情に十分に向き合うことが難しくなる。娘が成長する中で、父親としての役割を果たし続けることができるのだろうか。父親の忙しい日々と娘の思春期の悩みが物語に一層の深みを与えている。

プレイヤーは絵本を読むかのように文字ブロックを繋げて物語を進行させる。各文字情報を探し出し、適切な文字を見つけ出すことで、父親と娘の消えることのない日常の記憶が紡がれていく。正しい線を引くことで物語が進展し、物語の進行が可能となる。

変化する文字は、プレイヤーの想像力を自由に羽ばたかせる。また、娘の成長段階に合わせた美しい挿絵が描かれ、童話のような語り口でプレイヤーに没入感のある体験を提供する。

ゲームの舞台は2000年代の中国沿海の小さな町で、プレイヤーはカラーテレビ、ウォークマン、ポケベルなど、その時代を象徴する懐かしいアイテムを見ることができる。物語が進むにつれ、固定電話が携帯電話に取って代わるなど、時代の変化も反映され、家庭環境の変遷が描かれる。

二十年にわたる時間の移り変わりの中で、時代の変化とともに娘の成長が刻まれていく。文字は父親と娘の思い出を記録し、その輝かしい日々をアルバムに収め、永遠の記憶として大切に保存することができる。

KK Narratifは、中国に拠点を置くインタラクティブストーリーゲームに特化したインディーゲーム開発スタジオ。『フラグメント蔚然の成長物語』は、彼らのスタジオが設立した後の最初の作品。