【ゲームエンタメ株概況(9/30)】「ポケモン」スマホゲームの海外好発進でDeNAが年初来高値を更新 映像セキュリティソリューションを材料にサン電子が3日続伸
9月30日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反落し、前日比1910.01円安の3万7919.55円で取引を終えた。27日の自民党総裁選で石破茂氏が逆転で勝利し、高市早苗氏の積極的な財政政策を見込んで前週末に買われた反動から大きく売り込まれる展開となり、一時下げ幅2000円超に達する場面もあった。
新総裁の石破氏の経済政策への警戒感は強く、明日以降も実際にどのような方針が打ち出されるのか市場は様子見の形となる可能性が高そうだ。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業93銘柄のうち、上昇は7銘柄(8%)、下落は85銘柄(91%)、変わらずは1銘柄(1%)で、下落した銘柄が大半を占めた。
中で、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が難地合い下で3日続伸し、年初来高値を更新した。DeNAは、ニュージーランドで先行配信が開始されたスマホゲーム『Pokemon Trading Card Game Pocket』が現地のApp Storeセールスランキングで2位となるなど好スタートを見せていることが市場の評価につながっているようだ。
また、映像セキュリティをスムーズに導入できる「Roosterカメラソリューション」の販売を開始すると発表したサン電子<6736>が3日続伸した。
ほか、GENDA<9166>が高く、スクウェア・エニックスHD<9684>やビーグリー<3981>などがしっかり。
半面、任天堂<7974>やコナミグループ<8766>など家庭用大手ゲーム株に軟調な動きが目立ち、ドリコム<3793>や東京通信グループ<7359>などの下げもきつい。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- サン電子株式会社
- 設立
- 1971年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 内海 龍輔
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 6736