2024年10月から順次放送がスタートした新作アニメについて、放送局や配信サービスに関する数字を一挙にまとめてみる。
放送局ではBS日テレが大幅アップ
放送局別の作品数を見ると、BS11が42本でトップ。夏アニメ(43本)から微減しているものの、依然として高い影響力を持つのは変わらない。TOKYO MXは35作品(夏は31)、BS日テレは19作品(夏は15)と、こちらは夏アニメから増加する結果となっている。そのほか、TBSの放送作品が減少した影響もあって、このランキングではテレビ東京が単独4位に躍り出ている。
地方局ではMBSとテレビ愛知の二強…テレビ北海道、CBC、ABCテレビが続く
地方局では、MBSとテレビ愛知が新作だけで10本以上のアニメを放送し、他を引き離している。二番手グループではテレビ北海道、CBC、朝日放送テレビ(ABCテレビ)が積極的にアニメを展開。CBCはアガルアニメ、ABCテレビはANiMAZiNG!!!と、独自のアニメレーベル枠を持っていることも要因としてあげられる。
配信サービスではdアニメストアが圧巻の70作品以上を配信
配信サービスでは、dアニメストアが70作品以上を配信してトップに。最速配信もABEMAと並んで一番の大差になっている。また、dアニメストアとしては珍しく独占配信も存在しており、「最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える」(ABEMAの2社独占配信)、「夏目友人帳 漆」(Netflix・U-NEXTの3社見放題独占)がそれに該当する。
原作はコミックが60%超、ゲーム原作は夏アニメから減少
原作別で秋アニメを見ると、コミックの割合が依然として高く、夏アニメの52%からさらに上昇。一方で、ゲーム原作は減少。『ATRI』『NieR:Automata Ver1.1a』などがあった夏アニメと比べて、秋は『アイドルマスター シャイニーカラーズ』など二作品にとどまっている。