翔泳社、書籍『悪役(ヴィラン)の心理』を発売…心理学者、犯罪心理分析官、作家が悪役のキャラクターメイキングの方法を解説

翔泳社は、書籍『悪役(ヴィラン)の心理 クリエイターのためのキャラクター創作マニュアル』を2024年10月30日に発売する。定価は2420円(本体2200円+税10%)。

本書は、フィクションにおいて欠かすことのできない悪役(ヴィラン)の心理を深掘りし、キャラクターメイキングの方法を解説した翻訳書。心理学者、犯罪心理分析官、作家の3人の共著による「悪役づくりの教科書」。

フィクション作品において欠かすことのできない【悪役<ヴィラン>】。本書では、多くの作品に登場する魅力的な悪役や、ひと癖あるキャラクターの心理・行動原理を深掘りし、キャラクターメイキングの方法を解説する。

この書籍は『문제적 캐릭터 심리 사전(Problematic Characters Psychology)』を翻訳したものだ。

▼本書の内容(章ごとの概要)
【第1章~第3章】悪役キャラを性格別に大別。得意不得意や育ってきた環境などを、作品例を交えて解説
【第4章】「現実逃避」など、人が自分を守るために行う防衛行動(防衛機制)の種類を解説
【第5章】MBTI診断を用いてタイプ別に悪役を解説
【第6章】実在する病や症候群を、作品例と一緒に解説
【第7章】キャラクターの作り方を解説

▼本書で解説するキャラクター(一部抜粋)
・偏執型(パラノイア)……ジョーカー(『バットマン』[1989年])
・統合失調型……ジョーカー(『ジョーカー』)、トラヴィス(『タクシードライバー』)
・自己愛型……ランウェイ編集長のミランダ(『プラダを着た悪魔』)、パトリック・べイトマン(『アメリカン・サイコ』)
・境界型……サーセイ・ラニスター(ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』)
・依存型……ジェイミー・ラニスター(ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』)
他、多数のキャラを解説!

▼目次
はじめに
第1章 自己中心的で、自分への信頼が強い――“自己確信型"A群の性格スペクトラム
第2章 感情的で他人に影響を及ぼそうとする――“他者コントロール型"B群の性格スペクトラム
第3章 不安を感じておびえる――“不安と焦燥"C群の性格スペクトラム
第4章 防衛機制――人間の本能と感情を処理するための武器
第5章 MBTI診断で各性格スペクトラムを掘り下げる
第6章 精神障害――文化と社会の影響を受ける
第7章 キャラクターに生命を吹き込む

 

■書籍概要

『悪役(ヴィラン)の心理 クリエイターのためのキャラクター創作マニュアル』
原著者:ハン・ミン、パク・ソンミ、ユ・ジヒョン
翻訳者:黒河 星子
発売日:2024年10月30日
定価:2420円(本体2200円+税10%)
判型:四六・336ページ

 

■原著者プロフィール

【ハン・ミン Han Min】
文化心理学者。高麗大学の心理学科を卒業後、同大学院で心理学修士・博士号を取得。著書に『線を越える韓国人 線を引く日本人』(飛鳥新社)等。

【パク・ソンミ Park Sungmi】
高麗大学で文学と心理学を学び、文化心理学に大きな影響を受ける。建国大学文学治療学博士課程で研究を続けている。小説とエッセイの執筆も行う。

【ユ・ジヒョン Yoo Jihyun】
高麗大学で犯罪心理学を専攻。卒業後は大学院に進学して文化心理学を学ぶ。警察に入職後は犯罪分析官(プロファイラー)として活躍。