アニプレックスは、10月19日(土)20日(日)に開催された「ええじゃないか豊橋まつり」。豊橋の秋を彩る最大のお祭りで、TVアニメ『負けヒロインが多すぎる!』のスペシャルステージを実施した。今回は、そのオフィシャルレポートが到着した。
以下、オフィシャルレポートより
アニメで観たままの豊橋の景色…路面電車が走る街は「豊橋まつり」で賑わっていた。ロマネスク様式を基調とした風格のある豊橋市公会堂にあるクラシカルな内装のホール。そこで、アニメ『負けヒロインが多すぎる!』豊橋まつりスペシャルトークステージが行われた。
豊橋市長・浅井由崇さんの挨拶のあと、会場が暗転して始まった生の影アナウンス。注意事項などを読み上げていく温水和彦、八奈見杏菜、焼塩檸檬、小鞠知花。緊張しまくっている小鞠や、相変わらず何かを食べている八奈見など、ネタも盛り込まれていて、久々に4人のやり取りを楽しむことができた。そして、OPテーマ「つよがるガール feat. もっさ(ネクライトーキー)」に合わせて、梅田修一朗さん(温水和彦役)、遠野ひかるさん(八奈見杏菜役)、若山詩音さん(焼塩檸檬役)、寺澤百花さん(小鞠知花役)が登場すると、大きな拍手が起こる。
最初の挨拶で、遠野さんが突然「みなさん、こんにちはー! 浮気ですか?」と言って会場にマイクを向けると、一瞬戸惑ったあと「浮気だよっ!!」と返すオーディエンス。さすが聖地・豊橋の瞬発力で、放送後も、まだまだマケイン熱は高いままだと感じられた。
梅田さんは、『Blu-ray&DVD第1巻発売記念 買ってくじ引け!マケイン秋の大感謝祭』企画の特賞アイテム、「COUNTRY」Tシャツを着用。しっかり“NTR”を強調する。また、遠野さんと寺澤さんは、リボンが4つ付いている服を着ていて、どこか気になることはないかとアピールするも、全然それに気づかない梅田さんに「そういうとこだよ!」と、遠野さんがアニメさながらの強烈なひと言をお見舞いしていた。
アニメ放送後、初めて4人が揃うイベントだったので、トークコーナーでは、アニメの振り返りをしていく。大きな話題となった「浮気だよ!」のシーン(第5話)については、アフレコ時にはこんなにピックアップされるとは思っていなかったらしく、特に話題には上がらなかったとのこと。遠野さんも「私としてはやってやった!という感じも特になく、これが当たり前の現場だった」と振り返る。若山さんは各ヒロインの恋に決着が付いたシーンが印象的だったと語り、梅田さんに小鞠のたどたどしい話し方について聞かれた寺澤さんは「あまり練習しすぎず、私も普段たどたどしくなったりするほうなので、そのリアルさを活かしていました」と答えていた。
そして、公式からYouTubeにアップされていた第1話のアフレコNGシーンについて、遠野さんが状況を説明をしたい!と語り始める。草介役の逢坂良太さんと掛け合いをしているとき、同じブース内に座っている甘夏古奈美役の上坂すみれさんが視界に入っていたそうで、「私は結構堪えていたんですけど、横で(笑いをこらえて)震えながら沈んでいく上坂さんが見えて、もうダメだと思ってセリフが言えなくなってしまったのを、早めに察した上坂さんが『ごめんなさい、ごめんなさい』と謝罪していたんです」と解説。上坂さんがなぜ真っ先に謝っていたのか、その理由がわかった瞬間だった。
また、第10話の月之木先輩の車内で流れていたBLのドラマCDのアフレコは、逢坂さん(勇樹[攻め]役)と島﨑信長(隼斗[受け]役)の2人だけで収録され、台本もほかのキャスト陣は見ていなかったそうで、どこかでフル尺で聞きたいと盛り上がっていた。
あまり他では聞くことができない裏話も飛び出したトークコーナーのあとは「大人のデートプラン選手権 in 豊橋」を実施。それぞれが考えてきた予算1万円のデートプランで、誰がいちばん良いプランなのかを争う対決企画なのだが、それぞれの個性が際立つ結果となった。
若山さんは、ランチ後すぐに精文館書店で漫画を大人買い(4000円分)するというプランで、重い荷物を持ったままデートするの?とツッコまれ、遠野さんは6話で登場した「双瀬の川渡り」で3時間過ごし、ラスト30分で本屋とまちなか図書館へ行き、最後に残った4000円くらいの残り全部をヤマサで使い切るという時間配分がグダグダのプランで、梅田さんがひたすらツッコみ続けることになっていた。
「豊橋市に在住の同棲3年目のカップル」という設定で大人のデートを考えた寺澤さん。アニメに出てきた場所も抑えつつ、ピクニックや映画に行くプランを提案。これにはツッコミもほぼなく、みんなから絶賛されていた。最後の梅田さんは、ドライブデートで、オフィシャルサイトにある「マケイン水道探索」に掲載されている水道水を巡る無料デートプランを提案。案の定、女性陣からドン引きされていた。
終始笑いの絶えないコーナーだったが、観客の拍手によって優勝は寺澤さんに決定! 賞品として「のんほいパーク年間パスポート」が贈られていた。
そして、インフォメーションコーナーを挟み、最後に4人から観客へ、メッセージが贈られる。
「豊橋という大事な土地で、皆さんのお顔を見ながらワイワイできて楽しかったです。収録から放送を終えて、時間が経つごとに、僕としても特別な作品になっています。原作は続いているので、楽しんでいただきたいですし、放送後も皆さんに愛される作品になったらいいなと思っています」(梅田さん)
「皆様の前で初めてお話ししたのが先行上映会でしたけど、今日はさらにたくさんの方に来ていただけて、私たちとしても、とても嬉しいです。これは私の願いなんですけど、2期があればいいなぁと思っていますし、その夢が叶ったらいいなと思っています」(寺澤さん)
「4人で登壇する初めてのイベントでしたけど、配信や映像収録もないので、生々しい私たちの会話をお届けしてしまったなと思っています(笑)。いつもこんな感じの楽しい雰囲気で収録していて、同じ方向に向かって頑張っていたので、こうやってたくさんの方々に作品が届いていて、嬉しいなと思いました」(若山さん)
「アニメ放送開始から、作品に対する温かい言葉をいただいていましたが、こうして実際にマケインのお話を楽しそうに聞いてくださるのを見ると、アニメを楽しんでくれていたんだなと実感できて、とても幸せな気持ちでいっぱいです! アニメが始まる前に、豊橋に懐かしい気持ちが湧くような、青春を感じていただけるような作品になればいいなとお話していたんですけど、豊橋の方が、こんなに温かく迎え入れてくださるのをありがたく思っています。マケインと一緒に、豊橋も愛に包まれていけばいいなと思っていますので、皆さん美味しくちくわを食べましょう!(笑)」(遠野さん)
あっという間に終わってしまった約1時間のイベント。会場には豊橋在住の方も多く足を運んでくれていたが、作品の舞台となった街で作品への愛を語る、とても心温まるステージだった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アニプレックス
- 設立
- 1995年9月
- 代表者
- 岩上敦宏
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- ・売上高:2062億2200万円(前の期比36.6%増)
・営業利益:534億5300万円(同81.9%増)
・経常利益:537億5100万円(同84.2%増)
・最終利益:369億3600万円(同100.5%増) - 上場区分
- 未上場