デジタルハーツ、ゲーム特化型AI翻訳エンジン「ELLA」で英語版に加えてアジア言語版を活用した翻訳サービスを開始
デジタルハーツは、独自のゲーム特化型AI翻訳エンジン「ELLA」において、8月にローンチした英語版に加え、アジア言語版(中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語)を活用した翻訳サービスを、本日11月6日より提供を開始すると発表した。
「ELLA」は、デジタルハーツとAI自動翻訳開発を行うロゼッタが共同開発したゲーム特化型AI翻訳エンジン。同社が長年のゲーム翻訳において培ってきた翻訳ノウハウと、ロゼッタ社のAI翻訳及びデジタルクローン生成技術を融合し、これまでの機械翻訳では困難であった、キャラクターの性格や感情を反映した「感情豊かな表現を用いた自動翻訳」を実現した、としている。
近年、ゲーム市場ではゲームタイトルの新規開発においてはグローバルコンテンツとして世界同時発売に対応することが必須となりつつある。
キャラクター性やゲーム世界観の反映とスピードを両立させたAI自動翻訳と、ゲームに精通したネイティブスタッフによる翻訳チェックを掛け合わせた「ELLA」を利用することで、エンターテインメントとしての品質の追求とスピーディーな多言語開発を実現し、世界同時発売への対応が可能になる、としている。
■「ELLA」の特徴
【Point1】キャラクターになりきった翻訳文生成
ELLAは事前にキャラクターのパーソナリティを簡単なプロンプトとして設定するだけで、そのキャラクターになりきった翻訳案をAIが自動的に提案してくれる。
【Point2】関係性に応じた口調の変化
実社会での対人関係と同様、相手との関係性に応じて話し方を変化させることができる。友人と話すとき、目上の人と話すとき、苦手な人と話すときなど、話者と相手との関係性を考慮した翻訳案を提案する。
【Point3】圧倒的スピード及び翻訳コストの抑制
100万文字の日本語を翻訳する場合、通常の翻訳を行った場合と比較して、英語への翻訳期間は最大で75%、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語への翻訳期間は約40%短縮できる。また、作業効率が向上する分、かかるコストも抑制できる。
会社情報
- 会社名
- デジタルハーツ
会社情報
- 会社名
- 株式会社デジタルハーツホールディングス
- 設立
- 2013年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 宮澤 栄一/代表取締役社長CEO 筑紫 敏矢
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高365億1700万円、営業利益30億円、経常利益31億5200万円、最終利益7億9900万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3676