クルーズ<2138>は、インターネット上に投稿されているクルーズグループや経営陣に対する不適切な投稿、誹謗中傷行為を行った個人2名に対して開示請求を行ったうえで、損害賠償請求の訴訟を提起したと発表した。和歌山県在住T氏(ID:ボロ株伝説)と滋賀県在住S氏(ID:5b2)の2名で、このほかにも複数人の発信者情報の開示請求を申し立てているという。
同社の小渕宏二氏によると、Yahoo!掲示板を中心に悪意ある誹謗中傷投稿が繰り返されていたという。具体的には「糞株」や「早う往生せんかい」などで、度を越えた誹謗中傷や侮辱行為を行った人物に対して、同社のIRポリシーに則り法的措置を講じ、今回、発信者情報の開示請求の申立てが裁判所に認められた。
これにより特定した誹謗中傷投稿者らに通知したところ、これまでの行為について謝罪をしたものの、ネット上での誹謗中傷行為は、昨今自殺者が相次ぐほどの社会問題となっている、まさに陰湿で悪質極まりないネットのいじめであると批判した。
小渕氏個人はもちろん、関係者とその近親者の尊厳を深く傷つけた、許されるべきではない行為であるとし、ネット社会にはびこった匿名掲示板におけるいじめ、ハラスメント行為を根絶するため、今回の決定に至った、としている。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円（2023年3月期）
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138