コロプラ、グループ会社Brilliantcryptoとともに一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会が発足するブロックチェーンゲーム部会に参画

コロプラ<3668>は、グループ会社Brilliantcryptoとともに一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会が発足するブロックチェーンゲーム部会に参画することを発表した。

当部会への参画によりブロックチェーンゲームが対峙する課題を整理し、課題解決に向けた提言を業界横断で行いながら、クリエイターがゲームを創ることに集中できる環境を整備するとともに、コロプラグループが2024年にリリースしたブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto』の展開を加速していく。

■コロプラグループのブロックチェーンの取り組み

世界的にブロックチェーン技術やXR／メタバース分野の成長が期待される中、コロプラグループは2022年にグローバル大型GameFiプロジェクト『Brilliantcrypto』を展開すべく、Brilliantcrypto社を設立した。

「Proof of Gaming」という新しいモデルを導入し、”持続可能なPlay to Earn”の実現を目指す『Brilliantcrypto』は、ゲームプレイを通じてデジタル世界における宝石の価値を証明し、メタバースに価値ある経済圏を生み出すことを目的としている。ゲーム内で使用するトークン「BRIL」を、国内上場グループ会社として初めてIEO（上場）を達成し、事前購入申し込み金額は333億円、トークン保有予定人数は7.94万人とCoincheck IEO史上最高値に到達した。

2024年6月のサービス開始以来、海外ユーザーを中心にプレイされ、累計宝石取引額は約5000万円、最高取引金額は約56万円にも上る。

■ブロックチェーンゲーム部会設立の目的

ゲーム産業は、PC、アーケード、家庭用、オンライン、さらにモバイルSNS、スマートフォンを用いたソーシャルゲームへといった発展や広がりをたどることでもわかるように、新しい技術が実装されそのユーティリティが最も広く楽しまれるエンターテインメント産業として進化してきた。近年はゲーム内で暗号資産やNFTを活用するブロックチェーンゲームという領域が新たに生まれ、この領域での新しいゲームタイトルの開発に挑戦するクリエイターも出てきている。

しかし、暗号資産やNFTを用いるブロックチェーンゲームの開発には、法律・税務・会計・セキュリティなどを順守しながら進めることが求められるため、現状はクリエイターがゲームのクリエイティブとユーザーに集中して開発できる環境にはなっていない。

当部会はブロックチェーンゲームが対峙する課題を整理し、課題解決に向けた提言を業界横断で行うことで、クリエイターがゲームを創ることに集中できる環境を整備すること、また、ブロックチェーンゲームという新しいエンターテインメントの型を見つけ資産とゲーム産業の新しい領域として適切かつ健全に広めていくことを目指す。

▼ディスカッションテーマ（予定）
・日本の上場企業グループによるブロックチェーンゲームの現在地
・UI/UX：暗号資産仲介業（予定）を活用したゲーム事業展開など
・ブロックチェーンゲームのビジネスモデル
・ブロックチェーン技術を使ったゲーム周辺事業の課題解決
・ゲームデザインの検証と進化の方向性
・集客：従来ゲームとは異なるマーケティング手法
・会計：暗号資産発行者の会計処理検討にあたり考慮すべき事項
・税務：法人税制（暗号資産の期末時価評価課税）
・法律：ゲーム内NFTの解釈
・具体事例共有（コロプラ社の事例、ドリコム社の事例など）

▼設立メンバー
部会名称：ブロックチェーンゲーム部会
部会長 ：井坂 友之 氏　コインチェック株式会社 取締役社長執行役員
副部会長：畑 圭輔 氏　株式会社スクウェア・エニックス インキュベーションセンター ブロックチェーン・エンタテインメントディビジョン ディレクター　
幹事：金友 健 氏　株式会社コナミデジタルエンタテインメント web3事業部 部長
幹事：原井 義昭 氏　株式会社Brilliantcrypto 取締役・株式会社コロプラ 取締役CFO
幹事：浅野 裕介 氏　株式会社セガ コーポレートデベロップメント本部 企画調査部 部長
幹事：櫻井理映子 氏　株式会社ドリコム Crypto部 部長
顧問：長瀬 威志 氏　アンダーソン・毛利・友常法律事務所 パートナー 弁護士
顧問：増田 雅史 氏　森・濱田松本法律事務所 パートナー 弁護士
顧問：小笠原 啓祐 氏　有限責任監査法人トーマツ 監査アドバイザリー事業部ビジネスアシュアランス部 シニアマネジャー

▼幹事 原井 義昭（株式会社コロプラ 取締役CFO・株式会社Brilliantcrypto取締役）コメント

コロプラグループは新たな挑戦として2024年6月にブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto』をリリースし、ゲーム内で使用するトークン「BRIL」を上場グループ会社として初めて上場させることに成功しました。

この過程では多くの未知の挑戦があり、課題に一つ一つ向き合いながら経験と知識を蓄積してきました。ブロックチェーンゲーム部会ではこれらの情報を可能な範囲で共有し学び合うことで、業界が抱える課題解決に業界全体で対処し成長を促します。日本が成長戦略として掲げているこの分野では、他国に先駆けて事業を行う上でのルールメイキングが進んでいます。この業界が一致団結してさらに成長することで、ひいては日本の国際競争力向上にも貢献できると考えます。

Brilliantcrypto社が提供する”持続可能なPlay to Earn”の実現を目指す『Brilliantcrypto』は、海外ユーザーを中心とした多くの方にプレイいただき、日々採掘された宝石が実際に取引されています。そして、これらの宝石を利用してジュエリーを製作し、NFTジュエリーとして所有できるロードマップのPhase2にまもなく移行します。

今後も引き続きよりたくさんの方に楽しんでいただくためにも、当部会を通じてWeb3やブロックチェーンゲームの認知向上≒マスアダプションを目指し、現在の業界課題に対してさまざまな提言を行ってまいります。