SEH&I、3Q(4~12月)決算は売上高2%減、営業益39%減に 出版事業の書籍や電子書籍などは堅調 原価・販売コストの上昇が継続

  • SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ(SEH&I)<9478>は、1月28日、2025年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、出版事業の書籍や電子書籍、イベントは堅調に推移したものの、原価・販売コストの上昇で利益率が低下したほか、コーポレートサービス事業の苦戦などにより、大幅な減益での着地となった。

    売上高52億5400万円(前年同期比2.0%減)
    営業利益5億8600万円(同39.2%減)
    経常利益5億6100万円(同42.3%減)
    最終利益3億6700万円(同42.9%減)

    ・出版事業
    書籍や電子書籍、イベントはおおむね堅調に推移したものの、オンライン広告市場の低迷や原価・販売コストの上昇が継続しており、売上高31億3200万円(前年同期比4.0%増)、セグメント利益(営業利益)4億5600万円(同24.9%減)となった。

    ・コーポレートサービス事業
    既存クライアントからの受注減が継続していることを主因に、売上高5億1100万円(同24.3%減)、セグメント損益(営業損益)4000万円の赤字(前年同期5900万円の黒字)となった。

    ・ソフトウェア・ネットワーク事業
    ゲームの自社サービス事業、コンテンツ事業は引き続き堅調に推移したものの、エンジニアの稼働率低下や新人技術者の育成コスト負担などにより、売上高5億7100万円(同8.9%減)、セグメント損益(営業損益)300万円の赤字(前年同期益8000万円の黒字)となった。

    ・教育・人材事業
    IT人材研修事業売上が上半期後半からの堅調さを維持したものの、医療関連人材紹介事業売上が弱含みで推移したことや採用コストなどの増加により、売上高7億2400万円(同0.6%減)、セグメント利益(営業利益)1億8800万円(同15.4%減)となった。

    ・投資運用事業
    安定的な投資運用量増加に伴う配当金収入増加が継続した一方、前年同期の債券償還益の反動があり、売上高3億1400万円(同1.0%減)、セグメント利益(営業利益)2億4000万円(同0.0%減)と前年同期並となった。

  • ■通期予想は変更なし

  • 2025年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高73億円(前期比0.2%減)
    営業利益10億円(同17.8%減)
    経常利益9億4000万円(同17.8%減)
    最終利益6億2500万円(同14.4%減)

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