KADOKAWA、第3四半期ゲーム事業は営業益44%増の86億円と大幅増益 『ELDEN RING』DLCが好調、本編のリピートも 海外ロイヤリティ急増

KADOKAWA<9468>は、この日(2月6日)発表した第3四半期の決算発表において、ゲーム事業が売上高が前年同期比38.6%増の264億5200万円、営業利益が同44.5%増の86億5900万円と大幅増収増益だったことを明らかにした。

同社によると、子会社フロム・ソフトウェアが発売した『ELDEN RING』のDLC『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』の国内外の販売が好調に推移した、としている。さらに本編のリピート販売も30%伸びた。ゲーム販売本数は同13.4%増の414万本だった。

『ELDEN RING』は海外での人気が根強く、「ロイヤリティ」が262%伸びた。同タイトルは、海外販売はバンダイナムコエンターテインメントが担当しており、その売上に応じて「ロイヤリティ」が支払われるようだ。

なお、第3四半期会計期間(24年10~12月)の売上高は前年同期比53.6%増の83億0300万円、営業利益は同31.6%増の25億8700万円だった。

今後は、『ELDEN RING』のスピンオフタイトル『ELDEN RING NIGHTREIGN』を2025年中に発売する予定。同作は協力型サバイバルアクションとして、本編とは全く異なるゲームデザインで新たな楽しみ方を提供するという。

また、中長期成長に向け、大型作品を含め開発パイプラインの拡張にも取りんでいるそうだ。コンソール・PC向けゲームでは、自社パブリッシング範囲拡大のための体制を構築しているとのこと。

このほか、モバイルゲームは『【推しの子】』のモバイルゲームを開発中。その後もよりクオリティの高いタイトルの継続的なローンチに向けた準備を進めている、とした。

 

株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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