ハピネット<7552>は、この日(2月12日)、完全子会社であるハピネット・メディアマーケティングが存続会社として、ハピネットファントム・スタジオと4月1日付けで合併すると発表した。ハピネットファントム・スタジオは解散となる。ただ、「ハピネットファントム・スタジオ」は映像製作・劇場配給のレーベル、ブランド名として今後も存続する。
ハピネット・メディアマーケティングは、映像・音楽ソフトの中間流通企業として、多様な消費者ニーズに応える魅力ある売場づくりを支援し、業界でもトップクラスの販売網を誇っている。また、中間流通業にとどまらず、映画・アニメ・ドラマ作品などの映像パッケージの企画・制作にも取り組んでいる。
ハピネットファントム・スタジオは、洋画・邦画・アニメなど幅広い映像作品の企画、製作、配給、宣伝を行っており、カンヌ国際映画祭・カメラドール特別表彰作品の『PLAN75』や、カンヌ国際映画祭・国際映画批評家連盟賞受賞作品の『ナミビアの砂漠』の製作・配給のほか、アメリカ・ニューヨークを拠点とする独立系映画スタジオ A24Films LLC と国内配給などに関する独占パートナーシップ契約を締結する等、良質な作品を数多く手がけている。
両社の統合により、映像作品の製作、配給、宣伝から配信、テレビ販売、パッケージ流通、マーチャンダイジングなどの二次利用の領域まで一気通貫で手掛けることが可能となり、同社グループの経営資源の有効活用によるシナジー効果創出が可能になる、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ハピネット
- 設立
- 1969年6月
- 代表者
- 代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3504億6100万円、営業利益86億7900万円、経常利益89億7400万円、最終利益65億8100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7552