【イベント】「幻想水滸伝 I&II HD リマスター×パセラコラボ」トークショー&先行試食会をレポート 約30年の時を超えて「グレミオのシチュー」を再現!


コナミデジタルエンタテインメントは、2月25日より、『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』の発売を記念し、カラオケパセラ4店舗にて「幻想水滸伝」シリーズ初となるカラオケコラボ「幻想水滸伝 I&II HD リマスター×パセラコラボ」を開催する。今回、本コラボの開催に先駆けてメディア向けトークショー&先行試食会が行われたので、その模様をお届けしていく。




トークショーでは、3月6日に発売予定の『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』の制作陣が登壇。作品の魅力や今回のカラオケコラボで初めて実現したフードメニュー化の秘話などを明かした。


▲「幻想水滸伝」シリーズプロデューサーの内藤塁氏(写真右)、「幻想水滸伝」シリーズIP&ゲームディレクターの崎山高博氏(写真中央)、『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』ディレクターの大串達也氏(写真左)。

「幻想水滸伝 I&II HD リマスター×パセラコラボ」は、2月25日~3月31日の期間、東京3ヶ所・大阪1ヶ所の計4ヶ所で開催する。詳細は以下の特設サイトにて確認できる。


カラオケコラボ開催概要
【開催期間】2025年2月25日(火)~3月31日(月)予定
【開催場所】
カラオケパセラ池袋本店:https://www.pasela.co.jp/shop/ikebukuro/
カラオケパセラ秋葉原電気街店:https://www.pasela.co.jp/shop/akiba_denki/
カラオケパセラ靖国通り店:https://www.pasela.co.jp/shop/shinjuku_yasukuni/
カラオケパセラなんば道頓堀店:https://www.pasela.co.jp/shop/namba-dotonbori/

トークショーが始まると、まず崎山氏より今回のコラボ実現に至った経緯が語られた。きっかけはカラオケパセラ側からの提案で、ぜひ「グレミオのシチュー」などを再現したいという話があったという。そこから崎山氏が中心となり、フードやドリンクを選定。「幻想水滸伝」シリーズとしても初となるコラボフード・ドリンク監修ということで、作中の食べ物や飲み物を再現していくのが楽しい体験だったと振り返る。最終的には、キャラクターや紋章を模したものが完成し、見た目にもインパクトが強い商品が出来上がったと自信を覗かせた。


▲会場では、メニュー開発の基となった描き下ろしイラストも公開された。こちらのイラストは、オリジナル版『幻想水滸伝』でキャラクターデザインを手掛けた河野純子氏によるものだという。


▲こちらはドリンクメニュー。左から順に、「青雷のフリックソーダ」「ぼっちゃんのミックスジュース」「なに?何か用?」「II主人公のタピオカフルーツジャスミンティー」「一生のお願い」「傭兵隊長ビクトールコーク」。価格は全て880円。例えば、「II主人公のタピオカフルーツジャスミンティー」(写真右から3番目)では、2欠片のレモンでII主人公の武器・トンファーを表現するなど、パセラ側にかなりのコアファンがいたようだ。


▲ルックをモチーフにした「なに?何か用?」は、作中でのこの台詞を活かしたメニューになっている。

崎山氏のお気に入りメニューは「グレミオのシチュー」で、『幻想水滸伝』の冒頭でグレミオが料理しているシチューを再現したものとなっている。色合いなどにもこだわって作られているとのことなので、ぜひ『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』が発売された際には、作中で再現度を確認してほしいとの話だった。

【グレミオのシチュー(¥1,650)】


▲作中で「グレミオのシチュー」が登場するシーン。

続いて、内藤氏のお気に入りメニューは「ムクムクプチハニトー グリンヒル仕立て」。パセラといえば、やはりハニートーストの印象が強いという理由からだそう。『幻想水滸伝II』に登場するムササビの仲間は他にも「マクマク」「ミクミク」「メクメク」「モクモク」の4匹がいるが、今回は残念ながらメニュー化はされていないようだ。

【ムクムクプチハニトー グリンヒル仕立て(¥1,100)】


最後に、大串氏は「始まりの紋章プレート」のアイデアが面白かったとコメント。こちらのメニューはパンに刻印された2つの紋章で挟んで食べるようデザインされており、まさに原作に登場した「トトの村」でのイベントシーンを思い出すような造りになっていると評した。

【始まりの紋章プレート(¥1,430)】


また、崎山氏は「まだゲームをプレイしたことがない人も今回のコラボで『幻想水滸伝』の一部に触れてもらいたい」と話した。もちろん、既に原作をプレイしたことがある方には、『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』発売前に昔話で盛り上がってもらい、発売後はパセラでコラボメニューを楽しんでもらいたいと付け加えた。

その後は、作中に登場する料理シーンについて話が展開。『幻想水滸伝II』では、「ハイ・ヨー」というキャラクターを仲間にすることで料理対決が楽しめる。こちらのミニゲームは審査員がランダムに選ばれる仕様となっており、中々全てのセリフを見ることは難しい。ここで各キャラの意外な一面を知ることができる点も、数多くのキャラが登場する本シリーズの良さが出ている点であると語った。

▲こちらは料理対決のミニゲーム(写真左)とハイ・ヨーのイラスト(写真右)。

その他、サウンドについては原作の全ての音源をHDリマスター化している。UIについては見やすく、使いやすくなるよう意識した設計に変更。バトルシステムは、原作の良さをそのままに倍速やショートカットで遊びやすく調整している。Iのキャラクターに関しては、河野純子氏が全て新たに描き下ろしているとのこと。

日本のみならず海外にもファンが多いという『幻想水滸伝』。世界中の人に遊んでもらえるよう魅力を伝えていきたいと大串氏は話をまとめた。

イベントの最後には、制作陣からファンにメッセージが送られた。

大串氏:『幻想水滸伝』の魅力は“108星”と呼ばれる108人の仲間たち。登場するキャラそれぞれの物語を隅々まで楽しめる重厚さを味わっていただきたい。HD化を経て原作の良さはそのままに、より遊びやすくなったのでぜひお手に取っていただけると嬉しいです。

崎山氏:ようやくここまで来れたことを嬉しく思っています。今回はパセラとのコラボということで、カラオケに来た際に「あ、コラボメニューがあるんだ」というところで『幻想水滸伝』を思い出していただけるきっかけになると思います。コラボが開始されましたら、ぜひ実際に足を運んでいただければと思います。

内藤氏:東京ゲームショウ2024で発売日を発表して以来、多くの方にご支持をいただいていると感じております。今回のコラボに関しては、パセラの皆様やライセンスメンバーが一丸となって『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』を盛り上げようとしています。ここでしっかりと地固めをして次のステップに踏み出していきたいと思っておりますので、応援をよろしくお願いいたします。

その後の質疑応答では、新作に期待する声も挙がったが、今回のリマスターについてはまず「幻想水滸伝」シリーズのファンを広げたいという目的があるとのこと。内藤氏のコメントにもある通り、まずはしっかりと地固めをしたいという考えのようだ。

また、パセラコラボではコラボメニューを1品注文するごとにランダムでオリジナルカード型ブロマイドが1枚プレゼントされるとのこと。特典は数に限りがあるとのことなので、欲しい方はぜひ早めに会場を訪れよう。


(取材・文 編集部:山岡広樹)



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設立
2006年3月
代表者
代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
決算期
3月
直近業績
売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
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