大人になってからカプセルトイを購入したことがある人の割合は35.0% カプセルトイの魅力は「クオリティの高さ」 ハピネット調査

ハピネット<7552>は、全国の15歳未満の子どもから60歳以上の大人まで、男女770名を対象に、カプセルトイの需要動向に関する調査を実施したことを発表した。

本調査では、2023年度の国内市場規模が前年度比5%増の640億円と拡大が続くカプセルトイ市場における、幅広い年代層のカプセルトイの購入経験やカプセルトイ専門店の利用状況と来店動機などの需要動向の詳細が明らかになった。
※ 出典:一般社団法人 日本玩具協会

①大人になってからカプセルトイを購入したことがある人の割合は35.0%
19歳以下でカプセルトイを購入したことがある人の割合は68.7%

全国の20歳以上の男女(4405名)にカプセルトイの購入経験を聞いたところ、大人になってからカプセルトイを購入している人の割合は35.0%となり、昨年の調査結果(35.6%)からはほぼ横ばいだった。性年代別にみると、「20代女性(52.5%)」「30代女性(51.2%)」と20~30代女性の2人に1人以上が大人になってからカプセルトイを購入したことがあるという結果となった。さらに、すべての年代で男性よりも女性の方が大人になってからカプセルトイを購入している人の割合が高いことが明らかになった。

また、全国の19歳以下の男女(2051名)にもカプセルトイの購入経験を聞いたところ、カプセルトイを購入したことがある人の割合は68.7%となった。性別で比較すると男性(62.1%)に対し、女性(74.8%)の方がカプセルトイの購入経験がある人の割合が高いことがわかった。

※【質問②】以降は【質問①】で20歳以上の「大人になってからカプセルトイを購入している人(559名)」と19歳以下の「カプセルトイを購入したことがある人(211名)」の計770名に調査を実施した。

②2人に1人がカプセルトイ専門店の利用経験あり、20~30代男女における認知度は90%超え

カプセルトイ専門店の利用経験を調査したところ、全体(770名)の54.2%の人が「カプセルトイ専門店を利用したことがある」と回答した。中でも20~30代女性でカプセルトイ専門店を利用したことがある人の割合が、昨年の調査と比較して、それぞれ69.6%から78.6%、50.0%から67.3%と大きく増加した。

また、「利用したことは無いが、知っている(28.3%)」と合わせると全体の80%以上の人が、特に20~30代男女では90%以上の人がカプセルトイ専門店を知っているという結果になった。

③商品の購入意思を持ってカプセルトイ専門店に来店する人は65%以上

【質問②】で「カプセルトイ専門店を利用したことがある」と回答した人(417名)のうち、「欲しい商品が決まっている(36.7%)」「欲しい商品は決まっていないが何かを購入するつもり(29.0%)」と65%以上の人が商品の購入意思を持ってカプセルトイ専門店に来店していることが判明した。特に20代男性の64.3%、20代女性の68.2%の人は、「欲しい商品が決まっている」状態、いわゆる目的買いのために、カプセルトイ専門店を訪れていることがわかった。

④カプセルトイ専門店を利用する人は利用しない人よりも一度の購入機会で使用する金額が大きい傾向あり

一度の購入機会でカプセルトイに使用する平均金額を聞いたところ、全体(770名)では「400円~1000円未満(49.7%)」の割合が最も多くなった。20代男女では「1000円以上」使用する人の割合が25%を超えており、他の世代と比較して一度に複数個のカプセルトイを購入するユーザーが多いと考えられる。

また、20歳以上を対象にした昨年の調査結果と今回の20歳以上の調査結果(n=559)を比較すると、「400円~1000円未満」の割合は47.1%から52.4%に5%以上増加した。

さらに、カプセルトイ専門店の利用経験の有無で結果を比較すると、利用したことがある人は「400円~1000円未満(58.3%)」が最多なのに対し、利用したことがない人は「400円未満(52.4%)」が最多となった。専門店を利用する人の方が高価格帯のカプセルトイを購入する、または一度に複数個のカプセルトイを購入する傾向があることが推測される。

⑤カプセルトイの魅力は男女ともに「クオリティの高さ」が最多となる中、20代女性では「SNS映え」需要が増加

昨年の調査から引き続き、カプセルトイの魅力として「クオリティの高さ(49.2%)」を選択する人が最も多いという結果になった。男女別で見ても男性49.5%、女性48.7%とどちらにおいても最多となった。

20代女性では、「SNS映えする」を選択した人の割合が12.5%と突出しており、昨年の調査結果(7.1%)から5%以上増加していた。集めたカプセルトイを写真に撮り、ソーシャルメディアにアップして楽しむ人が増えていると考えられる。

15歳未満の男女に限定すると、「(カプセルトイの)機械を回す楽しさ」に魅力を感じる人の割合が男性35.8%、女性38.9%と他世代よりも高く、カプセルトイはもちろんのこと、自動販売機のハンドル部分を回す操作自体を楽しんでいる人が多いと推測される。

また、カプセルトイ専門店の利用経験の有無で結果を比較すると、利用したことがある人では「クオリティの高さ(57.8%)」が、利用したことがない人では「何が出るかかわらないドキドキ感(41.6%)」がそれぞれ1位になった。カプセルトイ専門店を利用する人はカプセルトイ自体に、利用しない人はカプセルトイを購入することで味わえる期待や緊張という感覚に魅力を感じる傾向があると考えられる。

⑥よく購入するカプセルトイは「キャラクター×フィギュア(38.7%)」が最多

よく購入するカプセルトイについて「ジャンル×形態」別に聞いたところ、全体では「キャラクター×フィギュア(38.7%)」が最多となった。男女で比較すると、男性では「キャラクター×フィギュア(43.8%)」が女性では「キャラクター×キーホルダー(41.1%)」が最も多く、「好きなキャラクターを飾りたい」男性と「好きなキャラクターを身近に置きたい」女性が多いと推測される。

<調査概要>
調査期間:
質問1-1…2025年1月24日~28日
質問1-2…2025年1月24日~31日
質問2~6…2025年2月6日~2月13日
調査対象者:
質問1-1…全国20歳以上の男女
質問1-2…全国19歳以下の男女
質問2~6…全国15歳未満~60歳以上の男女(性年代均等割付)
有効回答数:
質問1-1…4405名
質問1-2…2051名
質問2~6…770名
調査委託先:Fastask(株式会社ジャストシステム提供)
調査方法:インターネット調査

株式会社ハピネット
https://www.happinet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ハピネット
設立
1969年6月
代表者
代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
決算期
3月
直近業績
売上高3504億6100万円、営業利益86億7900万円、経常利益89億7400万円、最終利益65億8100万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7552
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