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2P Games、ストーリー重視のカードサバイバルRPG『スルタンのゲーム』をSteamでリリース

2025.03.31 13:31

2P Gamesは、Double Crossスタジオが開発するストーリー重視のカードサバイバルRPG『スルタンのゲーム』をSteamで正式リリースした。日本語に対応しており、価格は2800円(税込)。リリース記念として、発売開始から14日間は10%オフの特別割引が適用され、2520円で楽しめる。

本作は、策略、欲望、そして道徳的ジレンマが交錯する奇妙な世界を描くシミュレーション+ストーリーゲーム。プレイヤーはスルタンの忠実な臣下となり、スルタンの代わりに狂気じみたゲームへと身を投じる。

■狂気じみた王様ゲームを生き延びろ

スルタンは女魔術師の囁きに惑わされ、狂気じみたゲームを始めた。これはまるで「王様ゲーム」のように、王(スルタン)の命令は絶対。7日ごとに「スルタンカード」を引き、記した要求を達成しなければならない。「色欲のカード」――欲望を満たせ。その対象が人間であろうと、そうでなかろうと。「散財のカード」――財産を湯水のように使え。「征服のカード」――危険な旅へと赴け。「殺戮のカード」――誰かの命を捧げよ。

やがてスルタンはこのゲームに飽き、忠実な臣下であるプレイヤーにその役割を押し付けることを決意。プレイヤーは、「スルタンカード」に従う限り罪には問われることはないが、指示を果たせなければスルタンの怒りを買い、最後には斬首刑が待ち受けている。

「スルタンカード」はプレイヤーの頭上に揺れるダモクレスの剣であり、行動方針を大きく左右する存在。カードの命令を遂行するためには、物語の中でさまざまな機会を模索しなければならない。窮地に追い込まれたとき、最愛の人すら犠牲にすることでスルタンの処罰を回避することもできる。一方で、カードの特権を利用し、欲望のままに他者を支配することもできる。

しかし、本作はプレイヤーが好き勝手に暴虐を振るうことを推奨するゲームではない。行き過ぎた行為は憎しみや報復を招く可能性がある。権力の乱用は宮廷の政敵に利用され、スルタンからの信頼を損なう要因となるだろう。過度な殺戮や放蕩は味方を失う原因となり、最愛の妻らあなたを見限るかもしれない。

■広大なマルチエンディングと分岐ストーリー

正式版の『スルタンのゲーム』では、200万字以上のテキストと50以上のエンディングが用意されており、プレイヤーの選択次第で無限の展開が生まれる。

登場するキャラクター、イベント、アイテムのすべてに豊富なインタラクションが組み込まれており、選択次第で物語は予想外の方向へと進む。プレイヤーには「スルタンカード」以外にも、忠実な仲間や集めた財宝といったリソースがあり、それらをどのように活用するかが鍵となる。

「スルタンカード」をすべて遂行・消去することがゲームの最終目的ではない。スルタンの支配は決して絶対ではなく、プレイヤーの選択次第で様々な結末が待ち受けている。反乱を起こし、スルタンを打倒するか、密かに王殺しの刃を研ぎ、スルタンの命を奪うか、愛する者と共に遠く安住の地へと逃れるか、あるいは神々の力を借りるか、それとも邪神を召喚するか……。あなたの選択が、この物語の結末を決めることになる。