トーセ、ゲーム事業のプロジェクトの高稼働や試作プロジェクトの新たな受注で通期の売上高と営業、経常益は上ブレ　最終益は土地売却に絡む特別損失が先行

トーセ<4728>は、4月10日、2025年8月期通期の連結業績予想の修正を発表、ゲーム事業の複数の開発プロジェクトで稼働の高い状態が継続しているほか、試作プロジェクトを期中に新たに受注したことなどで、売上高・営業利益・経常利益で従来予想を上回る見通しとなった。

売上高56億円→60億円（増減率7.1％増）
営業利益2億8000万円→4億2000万円（同50.0％増）
経常利益2億6000万円→4億1500万円（同59.6％増）
最終利益1億6000万円→8000万円（同50.0％減）

売上高は、ゲーム事業の複数の開発プロジェクトで稼働の高い状態が継続しており、うち一部ではクライアントからの追加発注などで開発ボリュームが期初の想定を超えて推移していることに加え、技術検証を含む試作プロジェクトを期中に新たに受注して開始したことなどから前回予想を上回る見込み。

利益面については、ゲーム事業での増収による増益に加え、同事業のいくつかの開発プロジェクトで、開発効率の改善やプロジェクト管理の強化などにより利益水準が想定を上回って推移していること、第1四半期にキャンペーンなどによる一時的なレベニューシェアの増加が利益押し上げに貢献したことなどから、営業利益と経常利益は前回予想を上回る見込み。

なお、長岡京市に有する長岡京トーセビルの建替えに伴う土地の売却に関連する特別損失 3億1400万円が、売却収入に先んじて今期に発生することから、最終利益は前回予想を下回る見込み。