楽天モバイル、24年12月期決算は売上高2841億円、営業損失2706億円…契約回線数増加とコスト最適化で営業損失は着実に縮小傾向

楽天モバイルの2024年12月期(第7期)の決算は、売上高2841億5500万円(前の期比25.0%増)、営業損失2706億4200万円(前の期は3402億6600万円の損失計上)、経常損失2924億2800万円(同3687億1500万円の損失計上)、最終損失2302億2400万円(同3752億7700万円の損失計上)だった。5月15日付の『官報』に「決算公告」が掲載された。

・売上高:2841億5500万円(同25.0%増)
・営業損失:2706億4200万円(同3402億6600万円の損失計上)
・経常損失:2924億2800万円(同3687億1500万円の損失計上)
・最終損失:2302億2400万円(同3752億7700万円の損失計上)

同社は、楽天グループ<4755>傘下で携帯キャリアサービスを展開している。楽天グループの決算報告によると、自社エリア及びパートナー回線の活用による効率的なネットワーク品質の改善が進み、マーケティング活動の強化を行った結果、契約回線数が増加し売上収益が拡大したことに加え、コスト最適化努力を継続したことで営業損失は着実に縮小傾向にあるとのこと。

モバイルにおいては、ネットワーク品質の向上及びその認知拡大努力に取り組むとともに、「最強家族プログラム」や「最強青春プログラム」等の各種プログラムの展開、『楽天市場』や『楽天カード』をはじめ楽天エコシステムの各種サービスを活用したマーケティング施策展開等の結果、2024年12月に、契約回線数(法人向けのBCPプラン含むMNO、MVNE、MVNOの合算)が830万回線超となった。

ARPUについても、データ利用量の増加に加え、一部オプションの有料化、Rakuten Linkにおける広告売上の増加に伴うその他ARPUの向上等を背景に、B2C及びB2BのARPUが前第4四半期と比較してそれぞれ上昇した。また、楽天モバイルMNO契約者のロイヤルユーザー化も進展し、モバイルエコシステム貢献額の増加につながった。引き続き、様々なユーザーニーズに対応して、分かりやすく、コストパフォーマンスの高いサービスを提供することで、顧客満足度の最大化を図っていく。

 

楽天グループ株式会社
https://corp.rakuten.co.jp/

会社情報

会社名
楽天グループ株式会社
設立
1997年2月
代表者
代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史
決算期
12月
上場区分
東証プライム
証券コード
4755
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