『シャドバWB』が席巻、一時はTOP4を独占する場面も　25年6月14日～20日のSteam売上ランキング振り返り

25年6月14日～20日のSteam売上ランキング上位の状況を振り返っていこう。まず、首位争いから見ていくと、前週から『Stellar Blade™』と『ELDEN RING NIGHTREIGN』による首位争いが続いたが、6月17日に入るとCygamesの新作『Shadowverse: Worlds Beyond』がいきなり首位を獲得した。ダウンロードコンテンツも含めてTOP4を独占する場面もあるなどまさに市場を席巻した。

平日朝の状況は以下のとおり。

■ 25年6月16日 (月)
■ 25年6月17日 (火)
■ 25年6月18日 (水)
■ 25年6月19日 (木)
■ 25年6月20日 (金)

■ 25年6月16日 (月)

6月16日10時15分現在の国内Steam売上ランキングは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント『Stellar Blade™』が首位を獲得した。これで7日連続の首位キープとなった。SteamDBによると、昨日6月15日に同時接続数が19万2078と最高記録を更新したとのこと。MODも盛り上がっており、引き続き高い人気を誇っている。

出所:SteamDB

この日は新作が複数ランクインしており、アトラス『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』が11位にランクアップした。2006年に発売された『デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団』が19年の時を経て、HDリマスターとして現行マルチハードで復活。好評を博した物語やキャラクターなどはそのままに、グラフィックやゲーム性はより遊びやすく向上している。物語本編についてもフルボイスで展開され、臨場感もパワーアップしている。

Sloclapの『REMATCH』も14位に登場した。没入感あふれる三人称視点でチーム内の選手1人を操作し、5対5のハイスピードな試合が楽しめるオンラインサッカーゲーム。フレンドとチームを組んで試合に臨むことができる。ブラジルサッカー界のレジェンドであるロナウジーニョ氏がアンバサダーとして参加する模様を収めた動画が先日公開されている。

■ 25年6月17日 (火)

6月17日10時現在の国内Steam売上ランキングは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント『Stellar Blade™』が首位をキープした。これで8日連続の首位となる。『ELDEN RING NIGHTREIGN』が2位につけている。

SloclapとKepler Interactiveのオンラインサッカーゲーム『REMATCH』が3位に浮上してきた。三人称視点でチーム内の選手1人を操作し、5対5の試合をプレイするもので、フレンドとチームを組むことができる。ルールは実際のサッカーと異なるが、スピーディな試合展開が楽しめるという。

アトラス『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』も6ランクアップで5位に入った。2006年に発売された『デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団』が19年の時を経て、HDリマスターとして現行マルチハードで復活する。こちらも6月19日のリリースに向けて注文数が伸びているようだ。

このほか、Wombat Brawlerの新作『Cast n Chill』が18位にランクイン。美しい湖や川、海などでリラックスしながら楽しめる放置魚釣りゲーム。『Supporter Pack』も20位に入った。購入すると猫と犬が手に入るが、ゲームプレイに影響しないとのこと。 次作の開発資金を募る趣旨のもので、開発者を応援したいなら購入するといいだろう。

■ 25年6月18日 (水)

6月18日10時現在の国内Steam売上ランキングは、Cygamesの新作『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位を獲得した。ゲーム本編だけでなく、『デッキブーストバンドルセット』『スタートバンドルセット』『ウェルカムパックボックス』が2、3、4位と続きTOP4を独占した。前日のリリース直後はTOP3までの独占だった。

シンプルなルールながら戦略性が奥深いカードバトルに「超進化」や「シャドバパーク」などの新要素・新コンテンツを加え、従来のシャドウバースをさらに進化させた対戦型オンラインデジタルカードゲーム。自分だけのカードデッキを作成し、美麗なイラストとド派手なエフェクトで彩られるカードバトルをオンライン上で誰でも気軽に楽しむことができる。

『デッドバイデイライト』が6位に浮上した。ゲーム本編が60％OFFのセールを行っているが、あわせて『Five Nights at Freddy's（ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ）』とのコラボチャプター「Dead by Daylight: Five Nights at Freddy’s」の配信を開始しており、売上を伸ばしている模様だ。コラボチャプターも11位に入った。

このほか、新作として『猛将三国』が17位にランクイン。三国志をモチーフにした作品で、黄巾の乱の前夜（西暦182年）、プレイヤーはオリジナルキャラクターや歴史上の武将となって軍事力と人脈を築き上げて乱世を生き抜くオープンワールドRPGとのこと。孤独な遊侠として放浪することも、歴史知識を活かして多くの名将を引き込むこともできるという。

■ 25年6月19日 (木)

6月19日9時45分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygamesの新作『Shadowverse: Worlds Beyond』が首位をキープした。『デッキブーストバンドルセット』『スタートバンドルセット』と1～3位までを独占した(前日は4位まで占めていた)。運営元であるCygamesは、App StoreとSteamのセールスランキングで首位を獲得したことを記念し、カードパックチケット10枚をプレゼントするとのアナウンスを出している。

一部でSteamでのユーザーレビューが話題になったが、本作の主戦場となるApp StoreとGoogle Playではいずれも★4程度を獲得するなど高い評価を得ている。この大きなギャップは、プレイヤー層、もっといえば価値観の相違・認識によるところが大きいと見られるが、評価が落ち着くまでもう少し時間が必要だろう。

本日発売のアトラス『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』が4位まで順位を上げてきた。2006年に発売された『デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団』のHDリマスターとなるが、週末にかけてTOP3に食い込めるのか注目される。

このほか、本日リリースの『REMATCH』が再びTOP10に入った。こちらは18時ころのリリースとなる。サッカーゲームだが、5対5でかつオフサイドやファウルなどがなく、プレーが途切れるのはゴールが入ったときのみ。独特のスピード感への評価が高いが、リリース後はどうなるかどうなるか。

■ 25年6月20日 (金)

6月20日9時40分現在の国内Steam売上ランキングは、Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』が引き続き首位となった。開発・運営元のCygamesは、前日に全世界累計ダウンロード数が100万を突破したとのアナウンスを出している(他のプラットフォームも含める)。2位も本作の『デッキブーストバンドルセット』となっている。

これ以外の新作も活躍を見せている。アトラス『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』が3位、Sloclap『REMATCH』が4位にランクアップした。

本日は、NEOWIZのリズムゲーム『DJMAX RESPECT V』が8位にランクアップ。80％OFFのセールを行っているが、昨日6月19日より、新DLC「V LIBERTY 3」をリリースしたとのこと。DLCも11位に入っている。nedとPahNicが共同制作した「Checkmate feat. Re.may」をはじめ19曲を収録しているとのこと。

このほか、NetEase/Starry Studio『Once Human』がTOP10に復帰した。前日、バージョン1.6.3にアップデートを実施した。期間限定ウィッシュマシンガチャや、新バトルパス「ラストハント」、「浜辺の休日」「パンデモニウム」「アーケードパーティー」から1つ選べるスター宝箱などを実装した。