Ver.5.7アップデートの『原神』が7日中5日で首位と圧倒　25年6月21日～27日のGoogle Play売上ランキング振り返り

25年6月21日～27日のGoogle Play売上ランキング上位の状況を振り返っていこう。まず、首位争いから見ていくと、6月18日にVer.5.7アップデートを実施した『原神』が7日中5日で首位を獲得するなど圧倒的な強さを見せた。Cygames『Shadowverse: Worlds Beyond』もリリース後に急上昇したものの、首位獲得には至らなかった。

【新作の動向】
・『Shadowverse: Worlds Beyond』: 好調な滑り出しを見せるも、『原神』の壁は厚く、首位には至らず。
・『ペルソナ5: The Phantom X』: リリース直後に無料ランキングで首位を獲得し、セールスランキングでの今後の大幅な上昇が期待される。

【周年・イベント効果】
・『学園アイドルマスター』: 新アイドル登場ガチャで順位上昇。
・『ブラウンダスト2』: 2周年アップデートとピックアップで売上貢献。
・『パズル&ドラゴンズ』: 新イベントとガチャでランキング復帰。
・『ポケモンGO』: 「Pokémon GO Fest 2025:グローバル」に向けたイベントで売上を伸ばす。
・『恋と深空』: 限定ガチャでトップ30に復帰。
・新たな収益モデル: 『パズル&ドラゴンズ ゼロ』は基本プレイ無料で課金要素が広告削除・高速プレイモード解放のみという異色のモデルで、今後の動向が注目される

平日朝の状況は以下のとおり。

■ 25年6月23日 (月)
■ 25年6月24日 (火)
■ 25年6月25日 (水)
■ 25年6月26日 (木)
■ 25年6月27日 (金)

■ 25年6月23日 (月)

6月23日9時現在のGoogle Playのセールスランキングは、HoYoverseの『原神（げんしん）』が首位に立った。

トップ10圏内では、バンダイナムコエンターテインメントの『学園アイドルマスター』が10位に浮上してきた。『学マス』は、6月19日より、新プロデュースアイドル「【Love & Joy】紫雲清夏」が登場した「Love & Joyガシャ」を開催していることが今回の順位上昇の原動力となったようだ。

出所：Sensor Tower

また、NEOWIZの『ブラウンダスト2』がトップ30圏内に入ってきた。『ブラウンダスト2』は、6月22日にリリース2周年を迎えたことを記念して、6月19日に2周年アップデートを実施しており、「ウォーターパークの女王 ウィルヘルミナ」や「ビーチの天使 テレーゼ」「プールパーティ ユースティア」のピックアップを実施していることなどが足元の売上に寄与しているもよう。

出所：Sensor Tower

ほか、ガンホー<3765>の『パズル＆ドラゴンズ』がトップ30圏内に復帰した。

■ 25年6月24日 (火)

6月24日9時現在のGoogle Playのセールスランキングは、HoYoverseの『原神（げんしん）』が首位をキープした。

ランキングの動きで目立ったのは、前日の18位から12位に上昇したガンホー<3765>の『パズル＆ドラゴンズ』だ。『パズドラ』は、6月20日10時より、イベント「歴世の杯と神創の雫」を開始しており、「歴世の杯と神創の雫ガチャ」と今回より新たに登場するモンスターがラインアップされた「歴世の杯と神創の雫ガチャ2」が登場していることが売上に大きく寄与しているようだ。

出所：Sensor Tower

また、Cygamesの次世代スマホカードゲーム『Shadowverse: Worlds Beyond』が2位まで上昇し、いよいよ首位を目前にとらえてきた。明日6月25日11時からは、100万ダウンロード突破を記念した「勝利報酬キャンペーン」を開催することも発表しており、引き続きその動向に注目しておきたい。

出所：Sensor Tower

ほか、ポノスの『にゃんこ大戦争』がトップ30に復帰した。

■ 25年6月25日 (水)

6月25日9時現在のGoogle Playのセールスランキングは、HoYoverseの『原神（げんしん）』の首位が続いた。

ランキングの動きで目立ったのは、前日の19位から11位に上昇したNianticとポケモンの『ポケモンGO』だ。『ポケモンGO』は、今週末の「Pokémon GO Fest 2025：グローバル」の開催に先だって、チケット所有者に向けたイベントなどを実施しており、売上を伸ばす格好になっているようだ。

出所：Sensor Tower

また、INFOLDの『恋と深空』が前日の34位から30位に上昇し、トップ30圏内に復帰した。『恋と深空』は、6月17日より、限定日位星5セット思念【ホムラ・霧海の神臨】【ホムラ・霧海の離歌】の獲得確率が期間限定で大幅にアップした「海が海に沈む時」星5セット思念期間限定確率UPガチャを開催していることなどが足元の順位上昇につながっているもよう。

出所：Sensor Tower

ほか、RiverGameの『トップヒーローズ』がトップ30に復帰した。

■ 25年6月26日 (木)

6月26日9時現在のGoogle Playのセールスランキングは、トップ30圏内に動きはなく、HoYoverseの『原神（げんしん）』が首位をキープした。

無料ランキングに目を移してみると、ガンホー<3765>が5月29日にリリースした『パズル&ドラゴンズ ゼロ』が4位となっている。『パズドラゼロ』は、「パズドラ」シリーズの最新作で、基本プレイは無料ながら有料アイテムが無くても最後までプレイすることができる。課金要素は広告削除、高速プレイモード解放のみでガチャもなしということでセールスランキングでのランキング上昇は見込めないが、有力タイトルの新たな収益モデル展開として今後の動向に注目しておきたい。

■ 25年6月27日 (金)

6月27日9時現在のGoogle Playのセールスランキングは、この日もトップ30圏内に動きはなく、HoYoverseの『原神（げんしん）』の首位が続いた。

無料ランキングに目を移してみると、セガが前日6月26日にリリースした最新作『ペルソナ5: The Phantom X』が首位に立った。『P5X』は、「ペルソナ」シリーズの最新作にして、初のモバイル／PCゲーム。昼は学生、放課後は怪盗として悪しき欲望を持つ人物を改心させるため暗躍する主人公を始め、魅力的な数々の新キャラクターが登場する完全新作ストーリーが展開する。

現在は、主人公たち怪盗団と同様に異世界で戦うことが可能な「★5怪盗 雨宮 蓮」や雨宮 蓮専用の★5武器「フェニックスダガー」などが手に入るイベント契約を開催しており、セールスランキングでも今後大きく順位を上げてくることが期待される。