【決算カレンダー】ゲーム・エンタメ関連の3～5月決算が発表に　『ジャンプ+ジャンブルラッシュ』の開発担当のワンダープラネット　IGポートはサンリオと提携

ゲーム・エンタメ関連企業の2025年3月～5月決算の発表が本日から来週にかけて発表される。今回は7月10日と14日の2日が発表の集中日となっており、11日にIGポート<3791>、14日にケイブ<3760>、15日にサイバーステップ<3810>とテンダ<4198>が5月本決算の発表を予定している。

直近の話題で注目されるのは、ワンダープラネット<4199>だろう。ワンダープラネットは、7月3日にバンダイナムコエンターテインメントが2025年秋頃に配信予定であることを発表した『ジャンプ+ジャンブルラッシュ』の開発を担当していることを翌日7月4日に発表した。同社は、前回の第2四半期決算発表時に協業先との有力IPタイトル1本を近々に公表する予定としていたが、それがこの『ジャンプ+ジャンブルラッシュ』である可能性は高い。なお、今回発表される第3四半期決算では開発売上高の計上や開発投資負担の増加といった影響が出ることが想定されるところだ。

IGポートも直近では、サンリオ<8136>と資本業務提携の発表が市場の注目を集めた。両社の協業により、サンリオIPのアニメ化やIGポート作品のゲーム化・商品化、新規IPの共同展開などが取り組みとして進められるが、IGポートにとって中長期的なメリットが大きい内容となることが予想される。なお、業績面では、「ハイキュー!!」や「SPY × FAMILY」などシリーズタイトルを中心とした版権事業の好調で、4月に発表した第3四半期決算は2ケタ超の増収・営業増益を達成しており、5月本決算も良好な内容での着地となることが想定される。