トーセ、25年8月期通期業績予想を上方修正　開発プロジェクトの順調な進捗や一部のプロジェクトの開発規模の拡大で　開発効率の改善も進む

トーセ<4728>は、7月10日、2025年8月期通期の連結業績予想の修正を発表、開発プロジェクトの順調な進捗や一部のプロジェクトの開発規模の拡大により、売上高・利益とも従来予想を上回る見通しとなった。

売上高60億円→64億円（増減率6.7％増）
営業利益4億2000万円→6億円（同42.9％増）
経常利益4億1500万円→5億9500万円（同43.4％増）
最終利益8000万円→1億8000万円（同125.0％増）

ゲーム事業の複数の主要な開発プロジェクトにおいて、開発工程の各フェーズで実施されるクライアントの進捗評価を大きな問題なく通過し、次の工程に進んだことで通期見通しの確度が高まったこと、また一部のプロジェクトでは仕様の追加や対応する範囲の追加などにより想定よりも開発規模が拡大していることから、売上高の通期予想を上方修正した。

利益面については、売上増加の効果に加え、プロジェクト管理を強化していることで主要な開発プロジェクトは順調に進行できており、開発効率の改善も寄与し利益水準は想定を上回って推移している。また、期初に見られた一部の開発体制における稼働の余剰も徐々に改善している状況や、4月に実施したベースアップ、人事施策への追加投資などの具体的な影響を総合的に反映した結果、通期の営業利益および経常利益は前回予想を上回る見込みとなった。

なお、長岡京トーセビルの建替えに伴う一部土地の売却に関連して、売却収入より先んじて今期に発生する特別損失3億1400万円については、その見込額に前回予想から変更はないとしている。