シリコンスタジオ、2Q(12～5月)決算は前年同期の連結業績比で増収増益に　通期の利益予想を上方修正

• シリコンスタジオ<3907>は、7月10日、2025年11月期の第2四半期累計（12～5月）の決算（非連結）を発表、子会社イグニス・イメージワークスの吸収合併により単独決算に移行したため、前年同期比較はないが、第1四半期決算時の営業赤字計上から黒字を回復する形となった

  売上高22億1300万円（前年同期連結実績21億9100万円）
  営業利益1億2100万円（同4600万円）
  経常利益1億1500万円（同1500万円）
  最終利益1億7800万円（同700万円の赤字）

  各セグメントごとの状況は以下のとおり。

  ①開発推進・支援事業　売上高13億7500万円、セグメント利益2億1700万円
  大型ゲーム環境開発プロジェクトが減少したものの、自動車などの産業系案件が堅調に推移した。

  ②人材事業　売上高8億3800万円、セグメント利益1億5400万円
  第2四半期期間における派遣先企業で稼働した一般派遣労働者数は延べ1168名（前年同期比0.4％減）、有料職業紹介の成約実績数は142名（同8.4％増）となった。

• ■通期利益予想を上方修正
  

• 2025年11月期通期の連結業績見通しについては、第2四半期決算と同時に予想の修正を発表しており、以下のとおり。

  従来から取り組んできた全社的なコスト見直しのほか、開発推進・支援事業における受託開発や事業環境が引き続き堅調に推移することで、各利益ともに従来想定を上回る見込み。

  売上高46億7300万円（変更なし、前期比24.9％増）
  営業利益1億4400万円→1億8500万円（増減率29％増、同39.0％増）
  経常利益1億4200万円→1億8500万円（同30％増、同44.0％増）
  最終利益1億1800万円→2億円（同69％増、同177.0％増）

※過去12四半期分の四半期推移のグラフを追加しました。