円谷フィールズHD、1Q(4~6月)決算は子会社フィールズのパチンコ・パチスロ機器販売の好調で売上高112%増、営業益210%増に

  • 円谷フィールズホールディングス<2767>は、7月30日、2026年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、子会社フィールズが有力IPを搭載した複数機種の販売や前期に販売した機種の増産で好調に推移し、大幅な増収増益となった。

    売上高555億5500万円(前年同期比112.2%増)
    営業利益78億900万円(同210.0%増)
    経常利益80億100万円(同140.4%増)
    最終利益55億7500万円(同228.5%増)

    主な事業セグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①コンテンツ&デジタル事業セグメント 売上高35億4100万円(前年同期比1.6%減)、営業利益4億4300万円(同57.7%減)
    円谷プロダクションでは、中国において「ウルトラマン」IPの高い人気を背景に、非正規品の出現が頻発した。これに対しては、現地パートナーとの連携のもと、取り締まり体制の強化を図り、継続した対策を講じた。また、第1四半期より開始したアリババジャパンとの業務提携を契機に、同社グループのプラットフォームを活用したグローバルECやインバウンドビジネスなど、新たな収益機会の創出に取り組んでいる。これにより、さらなるブランド価値の向上を目指していく。

    ②アミューズメント機器事業セグメント 売上高517億300万円(同131.9%増)、営業利益81億7700万円(同297.4%増)
    フィールズでは、有力IPを搭載した複数機種の販売に加え、前期に販売した機種の増産ニーズに対応した結果、第1四半期の販売台数は約9.5万台となり、市場販売台数に占める販売シェアは約26%を記録した。これにより、同期間におけるトップシェア(同社調べ)を獲得している。また、第2四半期に向けては、メインタイトルとしてパチンコ1機種、パチスロ2機種を販売し、いずれの機種も完売となった。

  • ■通期業績予想は変更なし

  • 2026年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高1500億円(前期比6.7%増)
    営業利益160億円(同4.6%増)
    経常利益161億円(同2.2%減)
    最終利益112億円(同0.4%増)

円谷フィールズホールディングス株式会社
https://www.tsuburaya-fields.co.jp/

会社情報

会社名
円谷フィールズホールディングス株式会社
設立
1988年6月
代表者
代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
決算期
3月
直近業績
売上高1405億8100万円、営業利益152億9500万円、経常利益164億6200万円、最終利益111億5800万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2767
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