ソニーG、第1四半期決算はゲーム事業けん引し営業益36％増の3399億円　売上、利益とも過去最高　「中期計画達成に向けて順調な進捗」(陶琳氏)

ソニーグループ<6758>は、8月7日、2026年3月期 第1四半期の連結決算(IFRS)を発表し、売上高2兆6216億1500万円(前年同期比2.2%増)、営業利益3399億5500万円(同36.5%増)、税引前利益3566億0100万円(同24.3%増)、最終利益2590億2700万円(同23.3%増)と大幅増益を達成した。いずれも過去最高だったという。

・売上高:2兆6216億1500万円(同2.2%増)
・営業利益:3399億5500万円(同36.5%増)
・税引前利益:3566億0100万円(同24.3%増)
・最終利益:2590億2700万円(同23.3%増)　

ゲーム&ネットワークサービスが大きく利益を伸ばし全体をけん引したほか、音楽、映画、イメージング&センシング・ソリューションも利益を伸ばした。

この日開催した決算説明会で説明にあたった執行役CFOの陶琳氏は、「G&NS音楽I&SS分野を中心に利益成長を継続し、第5次中期経営計画で掲げた経営数値目標の達成に向けて、順調な進捗を示すことができた」と総括した。その一方で、第2四半期以降は「米国追加関税など、事業環境の不確実さがより顕在化するものとみており、リスクに備えながら、変化を先取りする事業運営に注力していく」と述べた。

■ゲーム&ネットワークサービス
・売上高:9365億3300万円(同8.3%増)
・営業利益:1479億5700万円(同126.8%増)

■音楽
・売上高:4653億4100万円(同5.3%増)
・営業利益:928億0700万円(同8%増)

■映画
・売上高:3271億0400万円(同3.0%減)
・営業利益:186億6500万円(同65.0%増)

■エンタテインメント・テクノロジー&サービス
・売上高:5342億5800万円(同11.1%減)
・営業利益:431億4300万円(同32.6%減)

■イメージング&センシング・ソリューション
・売上高:4081億9000万円(同15.5%増)
・営業利益:542億5100万円(同48.0%増)

■その他
・売上高:193億3000万円(同8.3%減)
・営業損失:49億6800万円(前年同期は12億7500万円の利益)

■2026年3月期の見通し
2026年3月期の業績は、売上高11兆7000億円(前期比2.8%減)、営業利益1兆3300億円(同4.2%増)、税引前利益1兆3500億円(同0.5%増)、最終利益9700億円(同9.1%減)を見込む。

・売上高:11兆7000億円(同2.8%減)
・営業利益:1兆3300億円(同4.2%増)
・税引前利益:1兆3500億円(同0.5%増)
・最終利益:9700億円(同9.1%減)