ブシロード、2030年に売上高1000～1200億円、営業利益120～150億円を目指す「中期ビジョン2025-2030」を公開

ブシロード<7803>は、この日(8月14日)、「中期ビジョン2025-2030」を公開し、2030年に売上高1000億円～1200億円(25年6月期比で78.0％増～113.6％増)、営業利益120億円～150億円(同146.5％増～208.1％増)を目指す。IP開発とカードゲームの成長、海外進出の加速などを通じて成長を狙っていく考えだ。

IP開発については、「カードファイト!!ヴァンガード」や「バンドリ！」を中心とする主力IPの育成に引き続き注力するとともに、同社の得意とする音楽ライブと舞台を起点として育てていく手法で最低3本の大型IPの立ち上げを図る。さらに、ブシロードワークスの出版事業を起点とするIP開発とアニメ投資も行っていく。

カードゲームについては、「カードファイト!!ヴァンガード」と「ヴァイスシュヴァルツ」を中心に主要タイトルを伸ばす一方で、「ラブライブ！オフィシャルカードゲーム」や「ゴジラカードゲーム」のような様々な人気IPと組んだタイトルも創出し、世界最大のカードゲームパブリッシャーの座を狙う。

現在進めている海外展開もさらに加速する。中国を中心とする東アジアと米国を中心とする北米の重点地域と位置づけていく。ブシロードコンテンツの展示会であるBushiroad EXPOは、世界16地域以上で開催したが、現地ユーザーや協力企業との接点とするマーケティングの拠点として活用していく。

こうした事業拡大にあわせて、事業保管を目的として必要に応じて他社の買収や投資も行っていく。100％子会社化にこだわらず、マイノリティ出資も行っていくなど、柔軟に投資と事業提携を強化していく。