enish、EVO FUNDを割当先とする新株予約権と社債で総額14億9400万円調達へ 新作開発・運営費やビットコイン購入費に充当 社債は繰上償還の予定

enish<3667>は、本日(9月26日)、EVO FUNDを割当予定先とする第三者割当による第20回新株予約権(行使価額修正条項付)と第1回無担保社債(私募債)を発行し、最大で総額14億9400万円の資金調達を行うことを明らかにした。また、新株予約権の買取契約(コミット・イシュー)をEVO FUNDと締結する。普通社債は3億円だが、新株予約権の行使で調達した資金を使って繰り上げ償還する予定。

同社では、調達した資金の使途について、社債の償還に3億円(25年10月~26年8月)、新規タイトルの開発・運営費用に6億9400万円(2025年10月~2026年9月)、ビットコインの購入費用に5億円(2025年11月~2026年7月)を充てる、と説明している。。

なお、新株予約権の発行個数は14万1000個(普通株式1410万株に相当)で、発行価額は総額42万3000円(1個あたり3円)となる。当初は107円となり、下限行使価額は54円に設定している。ちなみに、コミット・イシューとは、EVO FUNDが原則として全量の新株予約権を行使することをコミットする契約となる。

同社では、モバイルゲーム事業の収益力強化と事業基盤の安定化、およびWeb3領域における知見を活用したビットコインの保有・運用による収益源の多角化を目指す、としている。既存タイトルの安定運営と新規タイトルの開発を進めるとともに、AI技術活用による業務効率化も推進している。

同社は、2025年12月期第2四半期末時点で、継続企業の前提に関する重要な疑義が生じており、本資金調達を通じてこの状況の早期解消も図る考え。

株式会社enish
http://www.enish.jp/

会社情報

会社名
株式会社enish
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長 安徳 孝平
決算期
12月
直近業績
売上高33億1700万円、営業損益8億1500万円の赤字、経常損益8億6200万円の赤字、最終損益8億8200万円の赤字(2024年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3667
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